ご近所の小川さん(仮名です)が、新しいパソコンを購入しようかお迷い中だとメールをくれました。何でもWinXPマシンを愛用中だけれども、OSのサポートが停止するし、消費税が上がるし、ご自身で契約しているウィルスソフトの期限も間もなく更新タイミングだし・・・、とのご様子。
自分はと言うと、実は最近ほとんど立ち上げたことのないWinXPのノートを1台持っているにはいるものの、デスクトップと常時使うノートはWin7機。ところでOSのサポート停止に伴って何か困ることがあるのか?と問われても、あんまりよくはわからないのがホンネ。たぶん、あくまでもたぶんですが当面は何も困らないと思う。一番懸念されるのは、やっぱりウィルスなどに対する脆弱な部分の放置でしょうから、サポート終了後徐々に、日に日に危険度は上がって行くような気はします。
http://thepage.jp/detail/20140108-00000007-wordleaf
さて、過日(19日)に町内会新年会があり、その席上で小川さんのパソコン更新のお話しが出ました。河田さん(仮名です)は「そりゃ新しいWin8のノートパソコンがいいよ」と。OSの選択肢はWin7か8になりますが、Win8のインターフェイスは大幅に変わっていて(たぶんMacOSを意識してのタッチ操作へシフトしたため)、WinXPから乗り換えるには少々戸惑う可能性もあります。もうひとつはノートかデスクトップか。
僕は自営業者としてどちらのパソコンも普段からよく使う立場にありますが、まったくの趣味のパソコンの場合(と言っても現状は生活の一部に完全にしみこんできてはいますけど)、どちらがいいかは簡単に決めきれない気もします。持ち歩くことがない(またはないに極めて近い)場合は、ノートの優位性はあんまり見いだせないと思うんです。まぁスペース効率がいいのはいいですが、モニターの制約もキーボードの制約も、さらにはスペースの制約から来る拡張性なども格段に差があり、しかもコストでもノートは割高。
とまぁパソコンの選択についてあれこれ考えさせられることは多いわけですが、前述の河田さんのように、実際には使っていないもの(河田さんはWin7のノートパソコンを使っています)を比較して「これがいい(あるいは悪い)」と決めつけることって、普段からよくあることではないでしょうか。例えばクルマなんて典型的で、運転はおろか助手席に乗ったこともないクルマを評してしまう(好きとか、いいとか、良くないとか)ことって自分でも時々あるような気がします。
けれどもこれは紛れもない想像(決めつけ、妄想)でしかありません。表現を「だと思う」とか「ような気がする」と結べばいいのでしょうけれども、往々にして断定的に語ってしまう。知らないものを知っているかのように語ってしまうわけです。どうしてそうなるのかよくはわかりませんが、ひとつは情報過多である程度の情報が手に入るのは事実です。誰かが(例えば専門誌の記事にどこかの批評家が)語ったことをまるで自分の経験として取り込むことで、その錯覚は生まれる可能性はあります。またメーカー(供給サイド)の宣伝にいつしか乗せられてしまうこともないとは言えません。
でも、やっぱり自分で経験してみない事にはホントのところは判断できない、と思います。僕自身のことで言えば乗ったこともないクルマのことをあれこれ妄想して好きとか嫌いとかを語り、使ったこともないカメラやレンズのことを同様に語り、食べたこともないレストランの料理のことを想像して「いいよね」なんて言ってしまっていますが、実際に経験してみた時の印象はその情報量の多さが圧倒的に違うと感じます。どうしていいと思うのか、好きなのか、その理由が上手く言葉にできないとしてもたくさん感覚として判断材料があります。
個人的に知らない(経験していない)モノについて語るのは自由には違いありませんが、それをほかの人に伝える、助言する、挙句の果てに強要するというのはどうなのかなぁと改めて思い当たる気がしました。
2014年1月22日水曜日
2014年1月9日木曜日
スノー・シューを楽しみながら・・・♪
みなさん、明けましておめでとうございます。2014年がはじまって、すでに9日目に入りますので「遅ればせながら」ってことになってしまいますが、本年もどうぞよろしくお付き合いくださいますようお願いいたします。
年の初めに何か「抱負」めいたことを記してみるのもいいと思うのですが、例によって取り留めもなく・・・。えーと、昨年の1月最初のブログに「やる楽しみのいっぱいある1年に」みたいなことを書いたように思います。例えば少年時代に好きだった釣りをやろうとかなんとか・・・。で、結論的には釣りには行かなかった(あちゃー、よくある話ですよね。宣言してはみたけれどって)。その埋め合わせに(なるかどうか自信がないわけですが)、ひとつはスノー・シューを楽しむようになりました。釣りもそうですが、スノー・シューもいざやるとなるとほんの少し気合が必要です。おし、やるぞ!ってやつ。スノー・シューで出かけよう、なんて日はお天気がいい日が多くて、そんな日はたいてい放射冷却して気温が氷点下15℃(早朝ですと25℃とか)くらいになっていますから、そこへ繰り出すための心の準備は多少必要です。12月のシーズン入りしてから、なんだかんだでもう4回も(今年2回も)出動していまして、けっこう(かなり)楽しい・・・!
美瑛に移住するまで、ぜひ日常的に楽しんでみたい♪と思っていたことの一つがこの真冬の雪原のお散歩です。でも、いざ移り住んでみると、まぁいつだって行こうと思えば行けるさ、という気持ちと、ちょっと今日は寒そうだなぁと言う気持ちが入り混じって、なかなか踏み出すことが出来なかった気がします。それでもやっと1年前にスノー・シュー購入して、今年はさらにたくさん揃えて(結局5セットあります)、お客様も巻き添えにしてやっている。
結局無理やりやらされるものって楽しくもなんともないことが多いわけですが、やってみたら、あれ、これっていいんじゃない、となると続く(続けたくなる)。そこからさらにエスカレートすることもありますが、今スノー・シューがとにかく楽しい。ザクザクザクと雪の中に踏み込んで行って、誰も来ない丘の上に登って行くと、この時期にしか見ることのできない素晴らしい光景が待っています。別に秘密のあの場所、ってほどではないんだけれども、真夏でもあまり人が来ないようなマイナーな丘の上は、絶景の宝庫なんですよね。もちろん畑の中を勝手に歩き回ったりしません。普通の道路を行くわけですが、そこは除雪されていない道で、足跡はエゾリスとノウサギとキタキツネのものばかり。
たかだか1時間半程度の空中散歩ですが、はぁーとうなり声の出てしまう白銀の大パノラマに、気分も高揚してしまいます。
あ、そうそう、年始にあたり何かそれらしいことを書くのでしたっけ。それで昨年の続きになっちゃいますが「やる楽しみ」のさらなる充実です。その先に、楽しみのお裾分け、これをぜひいっぱいやりたい。具体的にはスィーツを一から学びなおそうと思っているわけですが(今のところは思っているだけなんですけど、たぶんやりますよー!)、自分自身が作る楽しみと食べる楽しみに包まれながら、それをお客様にもお伝えできないかなぁと。受け売りもいいのですが、ここしばらく僕が虜になっていることと言えば、自分自身の「やる楽しみ・実感する楽しみ」ってことになると思います。
それで当館「四季」にいらしてくださったお客様に、その一部を押し付けたりする場面がないわけではないと心配していますが、そんな時はぜひ大目に見ていただけたら幸いです。
いつもにも増して、なんとわがままな宿の親父の言いたい(書きたい)放題になっちゃいましたが、どうぞ今年もよろしくお付き合いくださいませ!
2013年12月21日土曜日
Adobeソフトの販売スタイルに悩まされそうです。
いつの間にかアドビ社のPhotoshop Lightroomの最新版「5」がリリースされていました。ここのところアドビ社は、稼ぎ頭で同社の顔とも言うべきいくつかのソフトをクラウド販売して来ています。つまり、ソフトをユーザーのパソコンへ提供するわけではなくて、インターネットを介して利用できるようにして、利用料を年間契約(支払いは月額)という単位で販売している現状です。
例えば同社のフォトショップ製品群(フォトショップ、イラストレーター、ドリーム・ウェーヴァー、アクロバット等)のトータルパッケージ版はおよそ30万円。個人で手の届く額ではありませんが(個人で使うレベルのソフトでもないでと思います)、これをクラウドで契約すると月額5,000円。つまり60か月(5年間)分で同等のコストになる計算です。
たぶんこの間に間違いなく2回ほどのバージョンアップがあるはずですから、常に最新版を使えるクラウド契約は、間違いなくお得と言えるでしょう・・・。
でも、どうしても僕としてはパッケージ版が欲しいと思ってしまいます。まず、アドビ社がクラウドにこだわる理由は何だろうと勝手に想像すると
1)バグ等の修正を随時反映させたい。
2)ユーザーの利用状況をリアルかつタイムリーに知りたい。
3)違法コピーの蔓延を排除したい。
等が考えられます。中でも(3)についてはソフト会社の生命線とも言うべき課題で、同社のような高額製品をソフトとして販売する上で、何としてもコピーをされないような工夫は必要だと思います。
一方でユーザーからしてみると、このクラウド版と言うのはパソコンが自らの大きな自由を投げ出してしまう一因になると感じてしまいます。例えばⅰPadに代表される一連のタブレット機と、同じ土俵にパソコンが上がってしまうことにつながります。
パソコンがいいのは、その圧倒的なレスポンスの早さと万一ネットに繋がっていなくても、インストール済みのソフトがあればいつでもどこでも自由に使うことができることにあると思います。そういったあれこれをネットの制約下に置かれ(レスポンスの条件にネットのスピードが加わります)、旅先のどこかで開いたノート・パソコンではソフトそのものが使えないと言うことになりかねません。
もちろんアドビ社の方向について、理解できないわけではありません。前述の1~3のテーマは、どれもソフト会社の抱えるとても根源的で存続にかかわる内容であろうとは察しています。それでも自作パソコン派の僕のような立場からすれば、マザーボードで認識している同社のクラウド製品を使うに際しては、マザーボードの交換さえ煩わしい認証の壁が待ち構えています。
現在アドビ社は個人ユースの多いLightroom5(最新版)を3形態で販売しています。
・クラウド版。
・ダウンロード版。
・パッケージ版。
せめてダウンロード版だけでも助かると思うんですが、ゆくゆく無くなってしまいかねない状況なんだろうなぁと思うこの頃・・・。ノートパソコンを外出先で頻繁に使ったり、デスクトップ機を自作する人は、かなり少数派だとアドビ社は踏んでいるのだと思います(事実そうですよね)。いまどき自作パソコンに興じている様なタイプに限って、違法コピーもやらかす傾向にあるのかもしれません(僕はしません(しできません))。
例えば同社のフォトショップ製品群(フォトショップ、イラストレーター、ドリーム・ウェーヴァー、アクロバット等)のトータルパッケージ版はおよそ30万円。個人で手の届く額ではありませんが(個人で使うレベルのソフトでもないでと思います)、これをクラウドで契約すると月額5,000円。つまり60か月(5年間)分で同等のコストになる計算です。
たぶんこの間に間違いなく2回ほどのバージョンアップがあるはずですから、常に最新版を使えるクラウド契約は、間違いなくお得と言えるでしょう・・・。
でも、どうしても僕としてはパッケージ版が欲しいと思ってしまいます。まず、アドビ社がクラウドにこだわる理由は何だろうと勝手に想像すると
1)バグ等の修正を随時反映させたい。
2)ユーザーの利用状況をリアルかつタイムリーに知りたい。
3)違法コピーの蔓延を排除したい。
等が考えられます。中でも(3)についてはソフト会社の生命線とも言うべき課題で、同社のような高額製品をソフトとして販売する上で、何としてもコピーをされないような工夫は必要だと思います。
一方でユーザーからしてみると、このクラウド版と言うのはパソコンが自らの大きな自由を投げ出してしまう一因になると感じてしまいます。例えばⅰPadに代表される一連のタブレット機と、同じ土俵にパソコンが上がってしまうことにつながります。
パソコンがいいのは、その圧倒的なレスポンスの早さと万一ネットに繋がっていなくても、インストール済みのソフトがあればいつでもどこでも自由に使うことができることにあると思います。そういったあれこれをネットの制約下に置かれ(レスポンスの条件にネットのスピードが加わります)、旅先のどこかで開いたノート・パソコンではソフトそのものが使えないと言うことになりかねません。
もちろんアドビ社の方向について、理解できないわけではありません。前述の1~3のテーマは、どれもソフト会社の抱えるとても根源的で存続にかかわる内容であろうとは察しています。それでも自作パソコン派の僕のような立場からすれば、マザーボードで認識している同社のクラウド製品を使うに際しては、マザーボードの交換さえ煩わしい認証の壁が待ち構えています。
現在アドビ社は個人ユースの多いLightroom5(最新版)を3形態で販売しています。
・クラウド版。
・ダウンロード版。
・パッケージ版。
せめてダウンロード版だけでも助かると思うんですが、ゆくゆく無くなってしまいかねない状況なんだろうなぁと思うこの頃・・・。ノートパソコンを外出先で頻繁に使ったり、デスクトップ機を自作する人は、かなり少数派だとアドビ社は踏んでいるのだと思います(事実そうですよね)。いまどき自作パソコンに興じている様なタイプに限って、違法コピーもやらかす傾向にあるのかもしれません(僕はしません(しできません))。
2013年12月5日木曜日
大統領の料理人_シアター・キノ
この秋、2本目の映画を札幌まで見に出かけました。フランスのミッテラン大統領のシェフを務めた女性シェフのストーリー。この映画はいわゆるロードショー
のような全国的な上映をされず、数少ない本数が都会を中心に15ほどの映画館で上映されたにすぎません。北海道では唯一札幌で、シアター・キノと言う映画
館で上映されました。フェリーで帰省することになった先日11日に、札幌に寄ってこの映画を見ていくことにしました。
http://daitouryo-chef.gaga.ne.jp/
エリゼ宮の主厨房と、個人用の小ぶりな厨房で繰り広げられる政治的な綱引きの中、次々に繰り出される美味しそうな料理の数々。もっとも「晴れ」ではないときに供される食事だけに派手さや華やかさはやや抑え気味ではありますが、郷土色豊かな滋味あふれるお皿のあれこれは、映像から温かさや香りがほとばしるかのような臨場感いっぱいに展開していきます。
シェフの気がかりは、自身の作る料理が果たしてミッテラン大統領に美味しく食べてもらえているかということ。多忙極める大統領に直接聞くことも叶わぬまま、それでも戻って来るお皿を見ながら少しずつ自信をつけていくシェフ。そして最初は疑問視していたフロア責任者たちが、次第に協力をしてくれるような変化。さらには突然訪れる大統領との遭遇。田舎からやってきた女性シェフがあれこれと制約を受けながら大統領お気に入りの専属シェフになって行く過程を、その素晴らしい料理群を前面に淡々と語られて行きます。
一方場面が変わって南極におけるシェフは、肩の力が抜け、自分を前面に出したのびやかな日々が描かれています。
2年少しをエリゼ宮で必死に働いたシェフは、結局主厨房との争いや大統領の健康的な理由から課されるたくさんの制約、大統領以外の多くの官邸スタッフの要望などに疲れて辞表を出してしまうのです。そして選んだ次なる行先が南極でした。どうしてエリゼ宮から南極なのか・・・。まぁそれは映画を見てのお楽しみということにしますが、シェフの飽くなき「美味しい食事・美味しい食材」へと繋がる思いが滲むような理由だったのです。
この映画はあくまでもタイトル通りに大統領の個人的な料理人を務めた女性シェフの物語ですが、その一方で美味しいものの持つ「力」は素晴らしいものだということも強く訴えてきます。それはもちろん南極の基地でも同じこと。大統領も南極の基地の面々も彼女の作る美味しいお皿に魅了され、そして彼女を大好きになって行きます。
なお、このストーリーのモデルとなったのはダニエル・デルプシュという女性で、まさに大統領の料理人、南極観測基地のシェフ、そしてニュージーランドでトリュフの栽培などを手掛けた、食に情熱あふれる人です。
ひるがえって僕自身のことを書きますと、少し料理の幅を広げたいと思っていたところです。できれば正式な料理学校の指導を受けて、一から作りたいものに向かい合ってみたいと感じていた矢先だったのです。もっとも料理を習うには、それなりの費用もかかるわけで躊躇する自分もいないわけではありません・・・。でも、この映画を見て、やっぱり思い切ってやってみよう!と言う気持ちになりました。美味しいもの、美味しい料理の持つ力を、もっと引き出してみたい・・・。そんな思いが具体的な目標になったきっかけを作ってくれる映画になりました。
追記:
写真1枚目、札幌狸小路の「シアター・キノ」
写真2枚目、欧風料理を食べたら抜群の味わいのオーベルジュ「白馬ユキモク」
写真3枚目、パリのパン世界選手権でトップ3常連の成瀬氏のパン屋「トランブルー」
2013年11月29日金曜日
船旅と飛行機の旅。
2週間ほど宿を離れて、ミニ旅行と帰省をしておりました。不在期間中は何かとご不自由・ご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫びいたします。ごめんなさい。今回旅立つにあたっては、期間も2週間になりましたので移動先でクルマがあった方がいいってことで、マイカーを連れて船旅となりました。圧倒的に飛行機での移動の多い僕ですが、船(フェリーです)も時折使うことがあります。概して船と飛行機の移動は全然目的が違うケースの利用となりますから、どちらにしよう・・・?なんて迷うことはあり得ないとお思いかもしれませんが、そうでもない場合について書いてみたいと思います(意味ないって・・・?まぁ、そうおっしゃらずに)。
似ていないような船と飛行機ですが、時間の制約があまりなくて移動先でクルマがあった方がいい場合を想定してみてください。マイカーと共にフェリーで行くか、飛行機で移動してレンタカーを借りるか。案外費用は近いのかもしれません。飛行機は便を選び、早期に予約するとかなりコストを抑えられます。最近は船もあれこれ割引を実施していて、4週間前などが基本になっていますが、乗り手の気持ちをちょっぴりくすぐるような割引プランが目に入るようになりました。飛行機の料金設定の影響を受け始めているのかもしれません。で、先にも述べましたが、あれこれ条件が合うと多少コストを下げることができて、どちらも似たような価格になるような気がしています。コストが近くなった場合に、船と飛行機でどうかとなると(船を主体に書いてみると)
・船旅は、船でのんびり過ごす時間をどうとらえるかが鍵。
・移動先でマイカーのありがたみは多い。乗りなれた車は安心です。
・船旅は、自宅からマイカーの旅が始まり、終わりも自宅にマイカーで戻る。
・荷物の量を気にしなくてもいいのがマイカープラス船旅。
・旅先ではマイカーの方がレンタカーより多少自由度が高い(予定変更など)。
ってなところが違ってきます。海外ですとマイカーのヒエラルキーでホテルの応対に差が出たりするそうですから、非日常を満喫する旅ではどうかな、なーんて考えちゃうかもしれませんが、日本ではそんなことはないですよね。
ところで飛行機による移動については3段階あるとかで
・最初は空港に行くだけでドキドキ、わくわくする。
・次第に飛行機に乗ることが面倒になり飽きてくる。
・さらに乗り続けると、飛行機に乗ることが怖くなる。
のだそうです。僕は真ん中あたりのステータスかなぁ、と自己分析していますが、まだ第一段階に近い方かもしれません。
とまぁあれこれ思いつくままに書いてきましたが、船旅の場合の船での過ごし方に関してちょっと記しておこうと思います。たいていは飲食および入浴のサービスはもちろん、自販機あり映画の上映あり、ちょっとしたコンサートありと1~2泊を過ごすのに不自由はありません。食事も種々の選択肢(自販機でカップ麺、カフェコーナーでスナック程度に軽く、ダイニングで普通に食事(多くはバイキング))がある上に、持ち込みと言う選択肢も残されていますから不自由はないように思います。
まぁ強いて言うと船上のことですから割高感は否めないことと味わいも期待以上って事にはなりません(僕が苦手な太平洋フェリーの食事も、かなり美味しくはなってきました。今回の利用で意外とよくなっているなぁと実感した次第!)。もちろん飛行機で行きレンタカーを借りてお気に入りのあるいはお目当ての料理店を訪ねた方が、満足感は高いと思います。
それで結論めいたことを書くわけですが、断然飛行機派だった僕ではありますが、今回は船旅も悪くないなぁと思いました。行きは日本海フェリーで苫小牧港から秋田を経由して新潟に着き(およそ30時間)、帰りは太平洋フェリーで名古屋から乗船して苫小牧に戻った次第(およそ40時間)。
どうして船旅を悪くないなと思ったかと言えば、たとえばピアノの小さなライヴを聞き、その時の曲にまつわるあれこれを思いながらデッキに出て夜空の星を見るのはこれはこれでいいなぁと思ったり、数本の映画を堪能し、ため込んでおいた本をまとめ読みする時間もあるし、こうしてどうでもいいようなことを少し整理しながら(整理しているとは言えないかも)書くこともできるわけで、近い将来ネット環境でも整おうものならかなり上手に時間使えそうな気がしてなりません。
加えて、パッキングが上手いとは言えない僕にとって、2つにまとめるべき荷物を大きなカバン4個に無造作に入れて旅先で迷いながら「結局いらなかったね」とか言いながらでも行けてしまう許容範囲の広さも背中を押します。あれこれいろいろな車を運転してみたい僕ですが、レンタカーで選ぶことのできる(価格も含めて)車種にはかなり限りがあることを思うと、やっぱりマイカーの旅って魅力。
タイム・イズ・マネーの状況では迷う余地もありませんが、そうではない(そうではなくできる)場合には、船旅も大いに利用すべき部分があるなぁと感じた今回の2週間のできごとでした。
長々とお付き合いくださってありがとうございました。
2013年11月8日金曜日
食材の誤表記に、考えさせられること。
超一流のホテルで供される食事の、材料誤表記・誤表示で、またぞろ謝罪会見のラッシュになっています。そもそも芝エビなんてたくさん獲れるものでもないので、あまりにありふれた材料になっていたように思いますが、この誤表記の問題はかなり根が深いと思うんですよね。自分自身いろいろな食材を調達して、それを料理としてお出ししていますから、本当に考えさせられる問題です。例えば美瑛の多くの小型宿泊施設(ウチも含めたペンションやコテージ)では、自家製のソーセージをお出ししています。ですから中には何が入っているのか、すべてわかっています。まぁ実際には豚肉と塩と香辛料を混ぜて詰めているだけですから、いわゆる添加物や着色剤や化学何とかは皆無。でも、北海道産の豚肉は、表記を信じて使っています。
あるいはお味噌でしたら実際に農家さんから仕入れるわけですから、これは間違いなく出所は掴めていると言えます。でも、正直魚介類はじめいろいろな食材を仕入れるにあたって、表示を信じて使うことは避けられません。
謝罪会見で説明される内容は、不作為(だます意図は無かった)とどこでも話されていますが、僕自身は作為であったのだろうと疑っています。と、同時に材料の海老を芝海老と表記することについては、もともと無理があるはずだと考えます。
食材は、安定入手が容易でないことは、仕入れをしている方皆さんが直面していることだと思います。主婦の方から大型のレストラン・チェーン店、そして高級料亭やくだんのホテルのレストランの仕入だって例外ではないでしょう。もともとは「今日手に入る、いいと思われる食材」で成り立つ部分は少なからずあるはずですから、芝海老と1度記載したメニューがいつしか独り歩きし、車海老(さいまき)はブラックタイガーに、越前ガニは紅ズワイガニへと変遷して行く可能性は大いにあります。さらにそこにはコストダウンの圧力も後押ししていることは、紛れもない事実なのではないでしょうか?
一方で、食べる側の味覚音痴も事実としてあると思うんです。僕自身、天婦羅になった車海老とブラックタイガーを見分けられるほど海老に深くかかわっているとは言えませんし、味覚が繊細で優れているとも言えません。お恥ずかしいお話しですが、お寿司でたまたまあったカレイとヒラメをお願いしたことがありますが、ほとんど味の差はわかりませんでした。増してや神戸牛なのか米沢牛なのか、たまたま素晴らしい霜降りの輸入の牛なのかとなると、食べてもわからない、と言うのが一般的なような気がします。
総じて食を(料理を)供する側としては、○○の海老等の表現は控えて行く方がいいように感じています。食材にもっともらしい形容を付けてみたところで、美味しくないと本末転倒なように思えてしまいます。天然酵母で国産の小麦で・・・、でもあんまり美味しくないパン(でもってちょっぴり高い)を、ありがたく買うようなことは止めた方がいいですよね。美味しい「食」のために許されるコストの中でそろえた結果、こういう食材を使っています、と美味しい優先で(もちろん安全は絶対優先で)行けばいいんじゃないでしょうか。
お客さん:うーん、今日の海老天、うまいねぇ!
店主:ええ、実は活きのいい車海老がお値ごろで手に入ったもんですからね・・・。
でいいと思うんですけど?
食べる側としては、自分自身の“美味しい”のモノサシがあったらいいと思います。そういう僕自身、これがなかなか怪しくていけませんが、でも、食べることは生きて行く上でとても優先順位の高い「満足」の一部だと考えています。せっかく食事をするんですから、ぜひ美味しく食べたいなぁと。そのためには、食と食材に、少しでも興味を持ったらいいんじゃないでしょうか。メイクイーンと男爵の違いを、料理をする人は誰でも知っていると思います。あまり値段は変わらないと思いますが、何を作るから男爵だ、ということは当然あるわけです。そこからどんどん派生して行って少し食材に知識が加わると、このシシャモは北海道産なのか輸入品なのかはわかるように思います。そうした食べる側(買う側)の目がレベルアップしていくことで、少しでも誤表記の居場所がなくなるように思います。
今日の画像は、美瑛のカフェ「北工房」さんで購入したコーヒー豆。いつも買っているタンザニア(いわゆるキリマンジャロ)が欠品中で、じゃあモカは、と聞くとこれまた欠品。本当に材料の入手って思い通りにいかないでしょ・・・!それならオススメは何かと問うと、これかなぁと言うことでグアテマラの豆を買いました。さっそく家に戻って淹れてみたらこれが美味しいんですよね。うーん、あんまり違いの分からない僕の味覚って、やっぱり問題ありでしょうか?
2013年11月6日水曜日
日本シリーズは、楽天が勝ちましたね!
少し「旬」が過ぎたネタですが、今年のプロ野球日本シリーズは見応えがありました。スポーツで何が好きかと言うと、サッカーも相撲もテニスも好きですが、何と言っても野球は別格です。幼少のころから何は無くてもグローヴだけは僕はじめ運動音痴のあいつも、ひ弱なあいつも持っていたんじゃないでしょうか・・・?これが県別になると不思議で、静岡出身のカミさんの小学生時代は猫も杓子もサッカーだったとか。ま、とにかく愛知県で成人するまで過ごした僕は、うまい下手はさておき野球少年だったわけでありました。で、今年の日本シリーズです。まさか楽天が先行して勝ち星を挙げるなんて思いませんでした。楽天選手及びファンには聞き捨てならない物言いかもしれませんが、やっぱり投手中心に層の厚さはジャイアンツが圧倒していますから、勢いに乗る楽天でも崩せないだろうと思っていたんです。
ところが展開は違いました。でもって最終戦まで行くとも思えなかった。4勝1敗でジャイアンツ。こう読んでいました。しかし楽天の3勝2敗になった時点で田中を残している楽天が決めるだろうと予想変更。逆に言えば田中で敗れると勢いづいたジャイアンツが連勝して楽天が日本一になれないのはイヤだな、と思う自分もいました。
判官びいきの僕としては、物言わず楽天に肩入れしてしまうのですが、監督の星野仙一はドラゴンズOBでもあり、ここ北海道からしたら仙台&東北はお隣でもあり、3・11の復興にがんばる東北ファンにいい気分になってもらいたい気持ちもあり、予想はジャイアンツ有利と見てましたが、気持ちは楽天でした。
さて、日本シリーズを楽しんだ結論から申し上げると、ちょいと出来過ぎだったようにも思いました。勝って欲しかった楽天が、最終戦までもつれた試合をモノにして日本一になったのですから大いに満足ですが、こんな展開ってまるで誰かの書いたシナリオみたいじゃないですか・・・?ま、書いたとすればそれは神様であろうと思うわけですが、田中投手の動向に注目してちょっと感じたことを書いてみます。
まず、6戦で不敗の彼が負けたということ。しかも2点差を付けられながら、田中は160球投げて完投しました。はっきり言って投げ過ぎですよね。勝っても負けてもこれは球数が多い。昨季から30連勝中の田中が(CS等も入れると32連勝中のはず)、ついにジャイアンツに打ち込まれました。途中から田中のストレートに的を絞り、150kmを越える球をどんどんヒットにして行きました。これで追いつかれて3勝3敗。やっとあたりの出て来た坂本、未だ不発で不気味な阿部が翌日打ち出せば、もうジャイアンツの猛攻を止められるピッチャーは楽天には残っていないような気がしました。岩隈が1ポイントで楽天に移籍してくれたらなぁーと真剣に思っちゃった。
果たして翌日、またしても楽天が先行で得点して行きます。おまけに6戦で当り出した坂本は不調に逆戻りし、阿部に至っては結局シリーズ中不振を極めました。で、出て来たのが前日160球投げた田中です。何でも「志願して」とか。そもそもベンチ入りしていることすら疑問ですが、最終回のマウンドに彼は立ちました。で、走者を二人置き、場合によっては同点の場面を抑えきって胴上げ投手になりました(胴上げされたのかなぁ・・・?)。田中のすさまじさは、誰もが感じたことでしょう。でも、判官びいきの僕は、田中には出て欲しくなかったなぁ。きっと田中がベンチに入らなければ、誰か別のピッチャーがベンチ入りできたはずですし、胴上げ投手の栄冠も誰かが経験できたはずです。もう田中は「これ以上ない」くらいのシーズンを過ごしてきたわけですから、少し他の選手に配慮があっても良かったように感じました。
もっとも田中がベンチ入りしていることで、ジャイアンツも意識し、楽天選手もアイツがいるから勝てる、という気分になったかもしれませんから軽率なものいいはいけませんけどね。
神様、仏様、稲尾様にも迫った田中投手。野村が成しえなかったリーグ優勝、に加えて日本一の栄冠。震災後の東北にたくさんの元気を振りまきながら、星野が何度も宙に舞いました。
後記(11/07):
ちなみにジャイアンツの原監督は、素晴らしい監督だと思います。ジャイアンツのいろいろな体質が原監督の代で変わるはずもありませんが、粒ぞろいの選手を集めて惨敗した年(2006年だったかな)に、彼は選手に言及せず、一身に責任を背負っていました・・・。あれから原ジャイアンツの快進撃ははじまったんじゃないでしょうか。
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