2015年1月22日木曜日

旅行エージェントの、宿泊予約サイト考・・・。

昨日(1月21日)、美瑛町観光協会主催のセミナーに出ました。ホントのことを言うと出たくなかったのですが(だったら出なければいいじゃないか!、そうですね、でもまぁ出たんです)、協会で多少の役割を担当している事情もあって、顔を出してまいりました。

ます、宿泊予約サイトということで思い浮かぶのは「じゃらん」に代表されるいくつかのエージェントです。「るるぶ.com」や「楽天トラベル」、世界的には「Booking.com」なんかがメジャーだと思います(あまり詳しくはないので自信はないのですが)。
で、この宿泊予約サイトの成り立ちは、誰でも知っている通りピンハネ業です(あんまりいい言葉じゃありませんが、これが的確かと・・・)。ピンハネというといかにも悪徳なイメージですが、もちろん旅行エージェントに関してはそうではありません。私たちのような個人経営の小さな宿泊施設の広報を担ってくれるわけですし、ここから集客に繋がるわけですから、その利用料としてピンハネする(宿泊にかかる一部を利用料として徴収する)という仕組みです。

さて、冒頭のセミナーに戻ります。今回のセミナー参画は「じゃらん」と「るるぶ.com」が臨席しておりました。題してデータから見る美瑛の宿泊の現状。
常々意識しないといけないと思っていることの一つは、美瑛とくくってものごとを展開することの危険です。もっともくくらないとお話しできないことも大いにあるわけですから、くくることを否定するつもりはありません。要は美瑛とくくられた話の展開を自身とどう当てはめ(あるいはあてはめずに)、冷静に判断材料にできるか、が求められます。
さて美瑛の現状分析・・・。まぁ、聞くまでもなく自明のというか、誰もが知っている様な内容が延々続き、あるいはわずかな違いを極端に誇張して「これほどの差が」などのお話を伺いました。ざっと記載すると
・女性に人気。
・北海道の中でも人気の高い訪問先。
・リピートしたい旅先。
・自然景観への期待が大きい(宿などに対する期待は大きくない)。
などなど。時間の都合もあるので、今後につなげるお話しがほんのちょっぴりで現状分析(これが何とも新鮮味のない内容だったのですが(あ、分析された方、ごめんね))にながーい時間がかかる展開です。

で、あらためて考えさせられるのは、こういう分析や今後の取り組み的なお話を聞いていると、日本の(もしかすると世界中の)旅行先はどんどん均質化して行く運命にあるなと。概ねここがこうだからこうしましょう、他地域の成功事例は・・・のような感じですよね。
しかし私のような、吹けば飛ぶような小さな宿のオーナーと言う視点からすると、まことにもって面白くない。ヒルトンや、グランドホテルのように徹底したマニュアルの習熟と、上質な空間提供が、王道であろうことは理解しているつもりです。でも、1旅行者として世界中どこへ行っても均質なサービスってあんまり嬉しくない、と思うのです。

では、どうしたらいいのでしょうか・・・?それに対する模範解答を提示できるほど、このテーマは安易ではないのですが(そして私が答えることのできるほど優れていないわけでもありますが)、いくつかヒントになる事はあると感じています。
まず第一は地域の特性を最優先にしてみること。それこそ旅行者の一番の訪問目的足り得るのではないでしょうか。どこに行っても同じなら、大切な休日を使って行く必要がないんじゃないでしょうか。そうなると、他地域の成功事例はまったく参考にできません。
それからもうひとつ、万人受けをやめる、という決心も必要だと感じます。これは、裏返せば均質化と対峙する位置にあります。あんまり断言めいたことを語ることのできる立場では全くないのですが、似たような価格帯の似たようなお部屋構成の、ホームページまでなんだか変わり映えのしない宿ばかりだとしたら、選ぶ楽しさが無いですよね・・・。

そう言えば昨秋のこと、昼下がりに電話を取ると「突然のお電話、失礼します。私ども、SEO対策をやらせていただいております某システムハウスですが・・・」と。感じの良い丁寧な説明でした。私がSEO対策をやるつもりはありません、というと「なぜ?」と来ました。そこで私が、検索に上位に来ることよりも実業にリソース使いたいんです。検索で来ていただけるほど規模もありませんから、とお答えしました。
すると「とは言っても閑散期というものがおありでしょう。別に検索上位に来て邪魔になるわけでもないし」と。確かにそうかもしれませんが、そこはあえて、いえいえ検索4ページ目か5ページ目かでまったくかまいません。むしろ、検索で目立たない方がいいくらいです、とお返事しました。受話器の向こうで「え、そんな話聞いたことないですね。そういうもんですか?」と。
そんなわけで、このご覧になる方も限られた当ブログに、SEO対策の方は電話していただいてもいいお返事いたしませんので、と記載しておこうと思います。
同様に、じゃらんさん、るるぶさんほか、均質化につながる宿泊予約サイトへの登録も予定がございません。

最後になりましたが、いくつかご報告です。
【3月上旬に、しばらくお休みをいただきます】
3月8日(日曜日)から3月15日(日曜日)まで8日間、休館いたします。料理(デザート類)のスクーリングと、北海道フードマイスター上級試験のため、不在となります。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

【フリー誌「Have a nice PHOTO」に、当館が掲載されました】
全国のカメラのキタムラさん店頭ほかで、入手いただけます。今回の特集は冬の美瑛を撮りに行く、です。16&17ページ見開きに、当館も乗せていただきました。

【美瑛の話題を少々、青い池と映画情報です】
昨年12月20日より、美瑛白金地区にあります青い池が、夜間ライトアップされました。ライトアップの時間は午後5時から9時。期間は2月末までです。ハデさはありませんが、青い池の雰囲気をうまく表現していると思います。写真を撮る方には格好の被写体になると思います。
もうひとつ、美瑛で昨年ロケの行われた映画「愛を積むひと(原題は石を積むひと)」がこの6月に公開予定です。主演は佐藤浩市と樋口可南子。

【冬の美瑛の風景が、あきれるほど綺麗です】
ここに住み、ここで暮らして、目にする風景は「日常」になってしまいましたが、冬の美瑛の景色が息をのむほどに美しいです。だんだん晴れ間の多い日が増えて来て、雲の狭間からさす日の光が、丘を照らす様子が時の流れとともに変化して行きます。まさに自然のライトアップ。このことだけで、また記事を書きたいと思います。

ご参考までに。

2015年1月16日金曜日

この年始に、あれこれと買い物を済ませました。

iPhon5S
2014年は、個人的にもそうでしたが「四季」にとりましてもいい1年でした。例年にも増して、素晴らしいお客様にたくさん来ていただき、優秀で献身的なスタッフに支えらました。毎年12月20日過ぎに、何となくバーゲンのピークも去った街で買い物をします。冬の衣類や靴だったり、カメラなどのハードウェアだったり。でも、この冬は12月にもあまり途切れずお客様に来ていただいたので、お買い物は1月になってからになりました。

正直なところ、開業して5年ほどはホントにお金がまわらなくて、普通ならとっくに捨てている様な服やら靴も、平気で使っていました(使うしかありませんでした)。曲がりなりにもお客様をお迎えし、非日常をお楽しみいただくことを生業としておりますので、お客様に不愉快な想いをしていただいては本末転倒ですが、とにかく切り詰めた暮らしをしていたのは事実です。
それが5年を経過するあたりから、おかげさまで何となくお金がショートしないで繋がって行く気配が感じられ、もうこれは買い替えないとね・・・というものを年末または年始に調達、という感じです。

さて、今回のお買いもののシンボル的なアイテムは携帯電話です。実はこの文面を書いている私は、当館「四季」の開業準備として、2006年末にはじめて自身の携帯を持つことにしました(それまでも会社において、携帯くらい持てと強要されることはありましたが、持ちませんでした)。
気がつけば丸8年が過ぎ、巷の携帯電話もすっかり変貌しているありさまです。そもそも私個人としては、自営業と言う今の立場でなければ、まだ当分いわゆるガラケーでさしたる不満もないどころか、ろくに使わないままに過ごしていたことと思います。つまり携帯電話があんまり好きではない・・・(し、使いこなせていない、全然)。
そんな私が、どうして携帯電話を更新したのか、LINEなんて死ぬまで使わない(使えない、とも言いますね)のに。

それは当館にいらっしゃるお客様が、ほぼ漏れなく最新の(に私には見える)スマートフォンを持っていらっしゃり、「無線LANは使えますか?」から始まって、食事のお皿を写真に撮って、SNSやブログに瞬時に掲載していらっしゃる現状があります。さらには携帯同士であっという間に情報交換して、瞬くうちにコミュニケーションが知らないお客様間で始まる・・・、という場面も。
果たして、そういうつながりに、自分が知りません、関わりませんでいいのかなぁという疑問。多少のコミュニケーション参画(無線LANの使い方の実演だけでも)は、ささやかなおもてなしの一部になるのかも・・・と感じないでもありません。
そしてもうひとつは、スマートフォンで支払いができる時代に、対応しなくていいのかな、という疑問です。カードの支払さえできない当館ですが、LINEのアプリを使えば、手数料なしでお金のやりとりが可能になります↓。
http://line.me/ja/pay

まぁ、そんなこんなあれこれ今の時代のデジタルデバイスの主流に少し触れて、お客様とのいい距離を保つ必要があるかも・・・と思ったわけです。もっとも携帯電話(と言いますか、電話そのもの)があまり得意でない私。たぶん携帯に馴染む(さらにはどっぷり浸かる)ことはない、と断言できそうですが、とにかくまずはモノから、ということで買ってきました(お金払ってないから契約して来ました)、ⅰPhon5Sを!
ホンネを言いますと、ⅰPhonは避けたかった・・・。というかApple社は最近あまり素行がよろしくない会社になった様子ですので、購入しなくてもいいかなぁと↓。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41036
今までも購入したこと無かったですしね。で、実際に大手家電店の携帯コーナーで担当捕まえてあれこれ聞いてみると・・・
①初心者には、アンドロイドよりもずっと使いやすい。
②ハード&ソフトの一括開発だから、もっともトラブル少ない。
③モノ(ハード)としての完成度が高い。
などなど。よくないところも教えていただきましたが、上記①と②は決定打となり、さらにいきなりⅰPhon6は(6プラスはなおさら)デカすぎて邪魔そうなので、でもって契約料金も抑えることのできる5Sに決めてしまいました。

帰宅して夕食後に設定を始めました・・・。で、最初のメール設定の段階で「設定がロックされました。身分証明書とともにお近くのドコモショップへ・・・」と警告文が。つまりおかしな入力を続けたので、使用者は本人とは思えないから使えないようにしましたよ、ってこと・・・。身分証明書もって、近くのドコモショップで自分を証明して解除しなさいな、とのこと。あー、いきなりこれか・・・!!!
実はⅰOSはちょっといじってみて、かなり使いやすいな、といきなり感じたわけで、快調に設定は進むと思われた矢先のミスで出端をくじかれたとはこのことです。

今日はこんな感じですが、明日以降マジメに使いこなしてみようと思います。

2014年11月21日金曜日

やっぱり小ぶりなクルマが好きです♪

アウディS1:CG Web版より。
2013年秋、13年乗ったプジョー206の後釜にアウディもいいのではないかとディラーに出かけました。もう1年(とちょっと)前のことです。北海道美瑛町に移り住んで考えてみると、やはり4輪駆動車の魅力には抗えず、まもなく2年位なる愛車(今となってはもうすぐ3年です)BMWのFR駆動の雪道走破性もある程度理解できていたこともあって、4駆のアウディを見に行きました。
流れ的にはそうなのでしたが、何せアウディの4駆は高価です。それでアウディのもうひとつの魅力、ボディシルエット(デザイン)にも大いに魅せられていた車種A1に興味を持ちました。A1はアウディのラインナップ中もっとも小型(であるため価格も低め)。それで相手をして下さった営業さんに、A1の4駆(アウディの型番としてはS1)は出ないのか聞いてみました。すると、その頃から世界ラリー選手権で活躍著しくなっていたポロは実は中身はアウディA1であること、ただし現行市販車のサイズ的には、アウディの4駆(ハルデックス・タイプ)は収まりがつかないので無理だと言うことを聞かされました。となると一番お手頃な4駆のアウディはS3ですのでとても購入と言う具体的行動には現実味がなく、A1の美しいボディラインをしげしげと見ながらアウディは憧れの存在のまま時が流れました。

結局プジョー206の後釜に選んだ愛車はスバルになり、スバル車は以前にも乗っていたこともあって使い勝手のわかった愛車生活に十二分に満足していたわけですが、2014年の2月中旬に、収まらなかったはずの(じゃなかったの?)A1にハルデックス式の4輪駆動を押しこんでS1が本国ドイツでリリースなったことを知りました。
http://www.webcg.net/articles/-/30272
うーん、どうなっているんだろう・・・?もっともS1はマニュアル6速ミッションしか設定がなく(このあたりが営業さんの言っていたことなのかもしれません)オートマ全盛の日本では市販されないんじゃないかと言われていました。が、去る11月18日にマニュアル・ミッションの設定しかないまま日本でも販売開始になりました。
http://www.webcg.net/articles/-/31619

北海道で暮らしているとあまり意識しませんが、クルマのボディサイズの肥大が以前より気になっていました。クルマに求めることをあれこれと考えてみると、今の乗用車って大きすぎるんじゃないかな・・・?そう言うと、軽自動車があるじゃないか、と言われそうですね。けれども市販車の多くはいわゆる普通車と言うカテゴリーになり、その多くは4mを越える立派な体躯です。1993年1月に「道路運送車両の安全基準」が見直され、いわゆる衝突安全ボディが義務付けられました。以降肥大化は進み、もともとモデル刷新するたびに大型化する(それがセールス・ポイントにもなる)クルマ業界にあって、ついには先日発売されたマツダのボトムレンジ車“デミオ”も4mを越えるボディに成長(?)してしまったのです。
スバルでは北米市場の要望もあってどんどん肥大化した看板車種レガシーの一番の売れ筋ツーリングワゴンをカタログから落として、まったくの新車としてレヴォーグをサイズダウンして投入しました。ここにはニュー・レガシー・ツーリングワゴンでは成立しない日本の市場の力学(新型は「大きくなりました」がセールス・ポイント)が少なからず効いていると推察されます。
私もその例にもれず、クルマ選びを考える際に、一番たくさんの人が乗る場面を思い浮かべる(考慮する)ことは多いと思います。あの時もう一人乗れたら・・・!と思いだすことは、誰しもあることではないでしょうか。加えて荷物だって同様ですね。でも、その“あの時”は案外1年に1度か2度、もしかしたら2年に1回のことなのかもしれません。そんな特別な時には思い切ってタクシーを利用することも、事前に決まっていればレンタカーを用意することもあってもいいと思うのですが、やっぱり大きい方が便利とばかりに1995年当時に私が務めていた会社の駐車場はミニバン・ラッシュが起きていました。自分以外の人がどんなクルマを選ぼうがご自由ですが、ちょっとスーパーに買い物に行っても、あるいは行楽シーズンに出かけた旅先でも、溢れるミニバンは少々邪魔っ気です(ミニバンのオーナーさん、ごめんなさい)。さらに前述のクルマの肥大化で、どんなクルマもちょっとずつ大きくなっています。

なんだかミニバンはじめ大きなクルマの悪口ばっかり書いてしまいましたが、新型デミオのボディーサイズを知った時の驚きはありました(全長・全幅・全高は4060・1695・1500)。幅こそ5ナンバー枠ぎりぎりの1.7m未満に抑えましたが初代デミオ(1996年リリース)の全長は3800mm。大好きなマツダデザインには感心しつつ、大きくなったんだなぁーと。一方でアウディS1は4mを越えないコンパクトボディの持ち主です。加えて小型車はなんとなく大きなクルマに対する位置づけが難しいですよね。ケースによっては廉価車というレッテルもあり得る中で、アウディS1(A1)はとても上手くポジショニングしていると思います。
少し振り出しに戻って「これくらいのサイズで十分」と知った賢明なユーザーが、コンパクトで上質なクルマを走らせている様は、すごくお洒落だと思う。なかなかそういうクルマは見当たりません。一番お付き合いの長いスバルに至っては、一番小さなクルマがインプレッサ(トヨタからのOEM車、トレジアがあると言えばありますが)と大きなサイズです。ぐるりとも見渡してみると、個人的にストライクなクルマはアクアかなぁーと・・・。偶然にもアウディS1とほとんど同じサイズ。アクアはプリウスの小型版(兼廉価版)と思えてしまうけれども、剛性感あるボディに最新のハイブリッド・システムを積んでいます。廉価なのは事実かもしれないけれども、これで我慢しました的な生活臭は皆無。好きで乗ってます!と胸を張れる爽快なイメージでがいいと思うなぁ。

随分長く書いてしまいましたが、アウディS1の市販のニュースに触れて、あれこれ思い出すことを書いてみました。長い文面のお付き合いありがとうございました。

2014年10月28日火曜日

秋が美しいことを、あらためて思い知らされています。


美瑛にやって来て8回目の秋を過ごしています。わけもわからぬまま過ぎて行った2007年、そして仕事のピークを終えて静かな季節を迎える嬉しさが忘れられない2008年と9年。秋にもお客様にいらしていただいて、ちょっぴり忙しさも増えてきた2010年以降。
それでも夏のあわただしさに比較したら、景色を眺めてため息をつく時間は圧倒的に増えます。

それでこの2014年の秋、あまりにも美しい美瑛に心奪われる毎日です。今年の夏は全国的に、比較的マシな暑さだったと思います。美瑛は、そうですね、平年とあまり変わらなかったように思います。でも、十勝岳や旭岳の雪解けは早かったですね。アスパラの最盛期もかなり早くやって来ました(終わるのも早かったですね)。
方や初雪の便りは27日現在まだです(28日がその気配ありですが)。まぁそんな今年の気候の中、今年の秋は紅葉が(黄葉かな)、思いのほか鮮やかなんですよね。見とれてしまう。案外今までもそうだったのかもしれませんが、どういうわけか今年の秋色には目が奪われてばかりいるこの頃です。

カラマツが黄金色に輝きだすのに、あと5日ほどですが(すでにけっこう色付いてきましたが)、今綺麗なのは白樺です。畑には秋まき小麦の緑が映えて、その背景に白樺の黄色が燃えるよう。ホントに鮮烈なほどのインパクト。有名なあの丘や、例のあの木も確かに綺麗ではありますが、この秋何度も撮っているのは名もない丘や、名もない場所の光景です。
ここ数年、有名な木のある場所はトラブルが絶えずちょっとしたニュースにもなっています。つまり畑へ入ってしまう人がいるために、畑の(かつ木の)所有者が、とても困っている現実があります。重い腰を上げた町行政は、パトロール員の倍増(5人から10人へ)、さらにはボランティアによる巡視員を募集し、およそ20人が登録されました(そのうちの1人は僕でーす)。こういったトラブルに関しては、いずれここで思うところを記してみたいと思いますが、今日は美しい秋へ皆さんをご案内したいですね。

もっともどこの場所かを詳しくご説明するのは少々無理がありますので、せめて美しい画像を見ていただけたら・・・。
この煌めく秋の美しさは、カラマツがオレンジになるまでしばらく楽しめそうです。そうですね、あと2~3週間はいいんじゃないでしょうか。カラマツの葉がすっかり落ちる頃、美瑛は今年も真っ白い世界へと移り変わって行くことでしょう。

ついに標準域のレンズを手に入れました♪

そもそも長い間、標準域のレンズがないままにやり過ごしてきました。ある範囲でどうにかこうにかやってきたわけです。で、手持ちとしてあるレンズは広角側から
・17_40mm F4L。
・50mmマクロ F2.5。
・100mmマクロ F2.8。
・70_200mm F4L。
もともとは24-85mmのEFレンズを持っていました。けれどもこのレンズ、カメラを替えると共に、写りに不満が募るようになりました。それは周辺部が少し汚いのと、色のりがあっさりしすぎていたから・・・。上記の17-40mmを手に入れて以降はほとんど使わなくなり、新しくデジタル1眼を始める知人へ、無いよりははるかに便利と思ってプレゼントしてしまいました。

それで普段のレンズの使い方としては、17_40で短いときは70_200に替える。それで長すぎる時は50mmマクロに再度交換。それでもビミョーにうまく合わない場合は、自分が前に行ったり下がったり・・・、です。そもそも50mmという基本中の基本のレンズがマクロってところも何と言うか、無いなりに凌いでいるわけでありまして、合焦の遅さ含めて問題は山ほど・・・。
うーん、40~70mm(できれば25~75mmくらい)をカバーするレンズが欲しい!これはもうずっと(美瑛にやってきた2007年以降)思っていることで、あれこれ候補を挙げながら迷っていたことでした。候補と言うのは
キャノン純正品では
・24_105mm、F4L。
・24_70mm、F2.8LⅡ。まぁこれは価格的に「あこがれの」域を出ません。
・24_70mm、F4L。新しいレンズですね。
・20_105mm、F3.5_F5.6.これも最新のレンズ(現時点で発売前)。
シグマの
・24_105mm、F4DG。
・24_70mm、F2.8IFDG。
の何と6本。で、最終的に絞ったのはシグマの24_105F4DGと純正24_105F4Lの2本です。純正の安心感を取るか、シグマのハイクォリティ、ハイコストパフォーマンスを取るか・・・みたいなところで、それほどカメラのトラブルに自信のない僕としては、純正がいいかな・・・と言う気分ではありました。最長が70mmよりは、105まであると断然無理が効きます。トレードオフとしての画質低下をどこまで許容するか。そこで気になるのは24_70F4Lですが、マクロ機能つきでとても便利に仕立てられていて魅力的。ただし出た端でそれなりのお値段と言うところがひっかかります。

いちおう24_105F4Lに狙いを定めていたところ、ネット以外ではよく使うカメラのキタムラ旭川神楽店に中古が入ったのを見つけました。モノも良さそうなので見に行ってみると、やはりすごい傷と、ボディ装着側にキャップがないなど(購入するなら付けます、とのことでしたが)踏み切れません。で、お隣にあるのは最新の24_70F4Lのピッカピカの新古。えー、もう出ているの・・・?さらにはこのレンズ、キヤノンの気合の入り用は半端ではなく、来年早々まで3万円のキャッシュバックを新品にはしています。うーん・・・どうしたものか。24_105mmもいいけど、最新の20_70mmの方がキャッシュバック含めば随分安価。真新しい中古はさらに1万円安価・・・。
せっかく来たんだから試し取りをさせてもらうと、やはり24_70mmが、手振れ補正で1歩優れていることも判明!うーん、迷うなぁ。


一瞬迷いが晴れて、この出会いがしらの真新しい24_70mmの新古を購入することに・・・。カミさんからはいきなりで大いに呆れられる始末ではあったけれども、僕としては7年前からの積年の思いをやっと解消できることに。
帰路も「これで革新的な素晴らしい写真が撮れるの?」と揶揄されながら、大きな散財をしたのでこれも仕方がない・・・と思うことに。カミさんへはちょっとオシャレなカメラバッグを購入。

いずれにしてもいい写真が撮れることを祈りつつ(祈ってばかりいてもダメなことは判ってはいるつもりなんだけどな・・・)。

2014年5月20日火曜日

丘に溢れる薫風の輝き。

大変お待たせしてしまいましたが、5月の美瑛の丘の様子をご報告いたします。気がつけば4月初旬に丘紀行を記して、1か月半が過ぎ去ってしまいました。その間ご想像に難くないわけではありますが、例年通り丘は激変。まだたっぷり積もっていた雪がなくなり、来る日も来る日も農家さんの途切れない耕運が続き、秋まきの小麦ばかりではなくて、アスパラが芽を出し、ビートの苗が植えられ、春から初夏へと移る美瑛の丘=農家の作業場は、見るものを虜にせずにはおきません。

それにしても、丘に起伏があることで、耕運作業は何倍にも難易度が増し、水撒きの必要性・頻度共に増え(たぶん丘の上部と下部では水撒きの量的な差もあるのかもしれません)、そして一景観を愛でる身からすると、何十倍にも美しさは高まったように感じてしまいます。
以前にも紹介したことがあるかもしれませんが、実は町内会の活動の延長線でこの起伏ある丘で、耕運機を運転したことがあります。何がどうだと頭の中では理屈を積み上げてみるのですが、どうやったって耕運機はまっすぐに動いてくれません。ですので、丘を彩る縞模様はランダムとなり、美瑛の丘を特徴づけているあの端正で几帳面な平行線は、いつまでやっても描けませんでした。クルマに始まってリフトとかあれやこれやの運転好きではありますが、丘の斜面をずり落ちる耕運機を無理に戻すと坂を上るように動き、これはやり過ぎたと自戒した途端にまた坂を滑り落ちて行きます。
農家さんで知り合いの方にちょっと尋ねてみるも「あはは・・・」と言うばかりで秘伝の技を伝授してはもらえず、未だに丘の幾何学模様に敬意を表するしかありません。近くではなく遥か彼方のポイントを決めて、それに向かっていくのだとかのヒントをもらうも、作業してみればその通りに行かない
のが現実。結局のところ作業の効率を極めるうえで平行に耕運することがベストなのは紛れもなく、ただプロフェッショナルな仕事の現れ、に尽きるのかなぁと妙に悟る始末。
この広大な大地を短い春のうちにテンポよく作業する農家さんですが、ここ数週間は夜討ち朝駆けを文字通り実践中です。早朝5時前から作業を始める丘もあり、お天気次第では夜9時過ぎても耕運機が丘をライトアップしていることも・・・。こうやって美瑛の丘、即ち畑は美しい畝や耕運機の跡を刻まれ、そして夏から秋に向けてほとばしる美味しさを詰め込んだ野菜が生まれます。
厳冬期、のんびりした優しい表情で「しばれるねぇー」とスーパーで言葉を交わす奥様達も、今はちょっぴり真剣なまなざしで畑と向き合っていらっしゃいます。

美しい丘の景色は、雪が積もりはじめる11月中旬ごろまでその移り変わりが楽しめます。と同時に素晴らしい丘の恵み(美瑛産の野菜たち)もこれからアスパラを先頭に次々と満喫できる予定です。丘の景色に魅せられて美瑛に来た自分は、相変わらず丘の美しさのとりこになっているのと同時に、野菜の大ファンにもなってしまいました・・・。

世界初・・・が相変わらず踊る「新車のキャッチフレーズ」。

5月8日に、最大手(今や世界で一番の)トヨタ自動車が決算を報告しました。トヨタ創家の章男社長が総会に立ち、業績報告後の質疑にも応じた模様がニュースに出ていました。このニュース関連の記事で一番目を引いたのが、トヨタは利益目標を数字で表現しない(利益目標値を出さない)こと。章男社長の説明によれば、利益はあくまでもついてくる結果で、利益を数字的な目標にしてしまったら、その数字が場合によっては本末転倒な独り歩きになるからだと言う。つまりはやるべきことをやる、ということが目標で、その結果利益がこうなった、という順番を間違えたくないと言うことなのだと思いました。
ちなみに100年以上続く会社の比率と言うのは随分少ないそうで(どのくらいかはすっかり忘れてしまいましたが)、200年以上の会社はヨーロッパと日本にそのほとんどがあって絶対数は圧倒的に日本に残っていると聞き及んだことがあります。長く続くことが「正義」だとは言えないけれども、短期間で消えたり生まれたりするのも疲れてしまう。トヨタが利益目標を封印しているのと対照的に、日産のゴーン社長は数字一辺倒という趣で興味深いです。日本の会社はどうしても家族経営的な雰囲気があって、僕個人はそこは長所だと捉えてしまいます。欧米(特にアメリカ)に行くと、そこに大きく株主の存在が絡むようで、日本とは随分違うと感じてしまいます。欧米で会社経営をしたこともまったくない僕が言うのもおこがましいわけですが、日本において会社は誰のものか、と問えば、社長(経営者、あるいは経営に携わる人たち)、社員、もう少し広く顧客という視点があると思うけれども、アメリカでは最優先で株主と言うことになると思う。株主はその時々の配当に敏感なので「今」こたえが欲しいのだろうなとは理解しますが、経営者となれば3年後・5年後のことを考えないわけには行かないですし、社員だって5年後・10年後に会社がなくなって自分の働く場所が消えてしまうことを心配しないわけには行かないですから、どうしても視点には差が生まれてしまいます。株主の株を保持する理由にもよると思いますが、株主が簡単に社長をチェンジしてしまうアメリカにおいて、利益目標(=配当目標)は欠かせず、短期間で結果が求められる傾向は変わらないことでしょう。トヨタが利益目標値を掲げない、なんてことは絶好調の裏返しであると同時に、80年間脈々と豊田家を軸に会社をつないできた実績から、20年後・50年後のことさえ意識しながらのことなのかなぁなんて妄想しています。


とまぁあまり得意じゃない会社経営のお話しは時のニュースと言うことで、日産のニュー・カー“スカイライン”について気になる事を記しておきます。昨秋(10月だったと記憶しています)新車の発表があって、来春に販売する大幅な先行発表で少々気が抜けた感は否めませんが、新スカイラインにはまたしても「世界初」が搭載されていました。
その代表格がステアリング・バイ・ワイヤという技術で、簡単に言えばハンドル切ると切り角が電気的な信号になって送信され、モーターがまわってタイヤの操舵が行われる、というものです。つまりはベアリングやギアでハンドルとタイヤが繋がっているわけじゃなくて、テレビのゲーム機の付属品のようなハンドルと言えなくもない。
この技術の利点については数多く(精度や耐久性、重量減、コスト減、メンテの容易さ・・・)あるのだろうと察すると同時に、不都合なこともいっぱいあるような気がします。大きくは2つ気になっていて、ひとつはトラブル時の安全性。もうひとつはハンドルを切る際のリニア感欠如です。安全性については一概に言えませんが、機械的な従来のハンドルであればいっきに破損して制御不能になる事はほとんどないと推察されます。大クラッシュで壊れない限りは、壊れて行く兆候がフィードバックされる。ですから、あれ、なんか調子が良くないぞ、と気になる過程が必ずあるように思うのです。でも、ステアリング・バイ・ワイヤになったらある時突如として壊れて、急にハンドルが効かなくなる事だってあり得ます。怖いな、と思ってしまう。
と同時にもうひとつどうしても気になる点が、リニア感がなくなっちゃうことです。へこんだところにタイヤが通ればショックがキックバックして来る従来のメカニカルなハンドルと違い、電線を通じて電気信号で一方通行で操舵しているわけですから(厳密には双方向になっている模様)、悪路通ってもハンドルは全然反応しない(それがいいって言う人もいるにはいるでしょうけど)。無理に切ったハンドルが重くて、うーん、大丈夫かな・・・と思っていたら急に軽くなり、同時に前輪がスライドしていた、というリニア感。これってチューニング次第だと思うけれども、少なくともドリフトと同時に軽くなる、なんてことをシビアにチューニングすることは難しいんじゃないでしょうか。まぁそれ以前にこの巨漢(ついに全長4800mm、車重1800kg)をドリフトさせようなんて思うドライバーがいるはずもなく(いるのかな)、僕の話はハンドルのリニア感に纏わる極論ではありますが・・・。
もうちょっと現実的なこと書くと、新品のタイヤに変えてもハンドルのフィーリングは変化なし、ということ。けっこう減って来たからハンドル握ってても感覚曖昧だし、タイヤ変えなくちゃいけないな、なんて判断もできません。

そんなわけで、スポーティーな高級車とも言うべきスカイラインが、ハイブリッドになり(たぶん全グレードとも)ステアリング・バイ・ワイヤになるのを見て、運転好きの保守層に支持されるスカイラインがどうしちゃったのかなぁと感じた次第。
それが果てはゴーン社長の数値主義、株主のすぐに配当欲しいに繋がると見るのは、あまりにも乱暴すぎるでしょうか・・・?世界初の新技術を盛り込んで育まれて来たのがスカイラインじゃないか、とおっしゃるなかれ、誰がどう見たってスカイラインは保守本流のクルマです。