愛車BMW135iが車検で、5日ほどディラーでお世話になった。その間お借りした代車は、2015年製の320i_xDriveだ。走行距離114,500kmの正直古いクルマだった。さしてスペック的にも取るに足らない(失礼!)車だと思って乗り込んだのだけれども、意外にも運転し始めたその瞬間から、極めて快適で運転しやすかった♬おまけにそれほどパワーもない(いちおうターボ付きで、4気筒2Lながら184PSだから、まぁまぁか。でも1,610kgも車重ある)わりに、軽々と加速もする。絶対的な”速さ”と言う点では、ウチのインプレッサWRX-STIには遠く及ばないんだけれども、運転していて遅いなぁとイラつくことは全くなかった。
まず最初に、機械式のアナログメーターが見やすくて安心感がある(ウチのSTIもアナログだけど、135iは見にくいデジタルなんだよなぁ)。便利機能(クルーズコントロールとか)は皆無だけど、シートヒーターとかの嬉しい&やさしい装備はちゃんとついてる。インパネがすっきりとしていて、どこをいじれば何が操作できるか、最初っからまごつくことなく操作できる。そして走り出せばホントに軽々と1.6tの車体が思い通りに動く(加減速し、曲がって行く)。ゆくゆく(案外近いのかもしれないですけど)愛車を1台にしなくちゃ、となった時には、この車(で、この年式)はかなり有力候補だなぁと思い知った。
車検後に愛車を引き取り、帰路に着くも、代車が恋しい気持ちで後ろ髪をひかれた。135iだって5年生になったとはいえ快適なシートヒーターは完備しているし4駆だし、パワーは有り余るほどだし、不満はない・・・はずなんだけど、デジタルのアナログメーターを見ながら、320iが忘れられなかった。
今年のクルマのトピックとしては、ホンダのプレリュードのリリースは、自分的には結構なインパクトがあった。懐かしさがこみあげてきて、40年近くも前のことをあれこれ思い出してしまった。当然のことながら僕は大いに若々しかったし、世の中も元気に溢れていた。
結論から言ってしまうとあんまり魅力は感じないのだけれども(乗ってもいないのに失礼でごめんなさい)、1987年から発売なった3代目の美しいフォルムを知る僕としては、今回のプレリュード(6代目になります)は刺さらなかった。当時、デートカーとして一世を風靡したプレリュードは、本当にオシャレなクルマだった。最新のプレリュードも洗練されたシルエットを与えられていると思うものの、今の時代に生き残れるかどうかは怪しい。僕は1度もプレリュードのオーナーになったことはないけれども、バブル全盛のころは欲しいなぁと思ったものだ。
今回のプレリュードはFFで、最新のハイブリッド・システムで走る。一番気になるのはプライスで、1グレードのようなんだけど617万円!けしてボリュームゾーンとは言えないスポーティー・カー(スペシャルティー・カーって言うのか?)の価格となると、こうなってしまうのか・・・?それに比べたらマツダのロードスターは2座席の軽量スポーツカーで(さらにマーケットは小さいんじゃないかな?)370万円ほど。トヨタとスバルが協業で世に出す安価なスポーツカー(86とBRZ)はさらに低価格で350万円ほどで上位グレードが用意されている。ロードスターも86とBRZも、ほかに流用できない専用のプラットフォームを有し、どちらも頻繁にマイナーチェンジをしてクルマの完成度向上に余念がないようだ。ロードスターのシルエットは、どんどん洗練されて本当に美しくなったと思う。
この2車種に比べて、プレリュードはこれと言った武器は無いように思う。強いて言えば、プレリュードというブランドそのものかなぁとは思うが、そのブランドに磨きをかけるような何かは、与えられていなさそうだ・・・。
乗ってもいない(し、もちろん運転したこともない)僕が、あれこれプレリュードについて(しかもどちらかと言えばネガなことを)書くのは、とても無遠慮なことに違いない。でも、古い記憶のプレリュードの輝きを知る身として、ちょっと期待してしまう。
もっともBMW320iのこともあるから、とりたてて目を見張るようなスペックと無縁であっても運転したら素晴らしいと感じるのかもしれない・・・。
今日もウチには3台の愛車が鎮座している。どれも4WDなので、雪道には心強い。一番非力なクロスオーバー7が、乗ってて楽しいと言う点ではほかの2台に著しく劣ると言うことでもない。もっぱらお客様の送迎専用車に徹しているけれども、ちょっと多めの荷物を載せて長距離走るのも悪くないんだよね。もちろんSTIと135iの汲めども尽きぬパワーは、かけがえのないものではあるけど・・・。そうそう、ガソリンの価格が少しずつ下がって来て、現在150円/L(レギュラー)。ありがたい♬




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