2020年6月10日水曜日

PC最新事情って・・・?、そんなに詳しくはないけれども。


何年ぶりだろう、当館のメインPC(デスクトップ)を刷新した。だいたいにおいて、定期的に、あるいは計画的にPCをリプレイスすることって、個人の家レベルで(または個人経営者レベルで)あるだろうか・・・?確かに1995年前後頃の、PCテクノロジーの百花繚乱時代には、新しいCPUが出たからとか、OSの最新版が出たからという理由でPCを新調したことはあった。当時、PCにまつわるいろいろなパーツやソフトはずいぶん高額だった。自分のルーツはNECの人気シリーズPC98まで遡るけれども、1995年くらいから2000年くらいまで、多様なテクノロジーがPCを年ごとに刷新していて、目が離せなかった。今や記憶もかなりいい加減だし検索すれば正確な情報は得られると思うのでそこは省略します。
で、このたびのPCリプレイスにお話を戻します。もう、ここ15年くらいは、PCは調子が悪くなったら仕方なく買い替えるもの、になって来ていると思う。普通に何ら支障なく稼働するマシンを、10万円も15万円も出して買い替えるには、言い訳がいる。1995年から5年あるいは10年は、最新のPCに触れる(所有する)ことが、その言い訳を十分担ったんだと思う。でも、今やそんな時代は遠い過去ではないだろうか。PCを買い替えたって、さして目新しい暮らしが訪れるわけでもない。それで気が付いてみると我がメインPC2008年に自作したものを、パーツを替えながら足掛け12年使ってきたものだ。その愛器がこの4月くらいから、少々機嫌が悪い。


一番端的な不調理由は(想像の域を出ないけれども)Cドライヴ(SSD128GB)の飽和だと思う。別に1TBHDDを増設済みだけれども、僕くらいのPC使いにとって、CドライヴというのはPCの生命線だ。プログラムとそれに纏わるファイルをDドライヴに勝手に引っ越していいものか、正確に判断できるだけのスキルはない。
一方でダウンロードしたたくさんのファイルは、Cドライヴのダウンロードファイルに蓄積していく。そればかりじゃないんだけれども、とにかくCドライヴが真っ赤に表示されるたびに慌てて画像データのようなファイルを捨てたり引っ越したりを繰り返すことになった。あとはセキュリティーソフトの共存や、メモリーの不足(8GB)などなど気になる点は尽きない。

で、5月早々に、このコロナ禍たけなわの緊縮財政時に、新PCを発注した。いったん注文する、となると、昔からの凝り性が再燃してしまう。Macに手を出すことはなかったけれども、最新CPUであるi9には興味があったし、グラフィックボードもゲーマーでない自分にとって(主にデジタルカメラの写真データの現像)何がいいのか・・・?行きついたところがゲームのような動きものではない画像に強い新しいグラフィックボード、Quadroだ。とりあえずi9とQuadroで検索をかけてみると、それほど多くもないPCがヒットした。およそ6~7割は、30万円にも手が届こうかというハイエンドマシンである。160,000円を上限に切ると、もう候補は10指に収まるくらいだ。
Cドライヴに使うSSDの容量が大きくて・・・と残り数か所のこだわりポイントを押さえると、もう3機種ほどしか残らない(パソコン工房、ツクモ、ドスパラでした。いわゆる大手は皆無)。それぞれのメーカーのサイトに行って、一番希望に近くて安価な機種を選び、メモリーだけ増設して発注した。

ここ20年以上、ずっとPCを自作してきた。最初のころは、自作PCは安く上げることができていたと思う。市販PCは、ソフトで売っているような面もあって、買って立ち上げると不要なソフト(年賀状用のソフトとか、家計簿とか)がしこたま同梱されていて、辟易としたものだ。それにちょっと凝ったパーツを選ぶと、完成品PCはものすごく高価で、手が出なかった。おまけに自作する人も多かったようなので、パーツの流通量が多く(市販PCも多かったし)パーツは安価に手に入った。しかし次第にPC全体の出荷量は少なくなり、パーツの価格もそれなりになって行く。同時に完成品のPCからいわゆる「余計ソフト」が姿を消して、自作に近い成り立ち&価格になって来てもいた。正直60歳を超えた僕にとって、いちいちマザーボード、ケース、CPUSSD、電源、グラフィックカード、メモリー、DVDドライヴ(ブルーレイかも?)をすべて選んで、組み上げて、OSインストールするのは面倒だし手に余りつつある。組み上げてOS立ち上げる瞬間のわくわくは、もうそんなに貴重なことでもない(何度もやったし、2晩もかけてやる元気が出ない(年だね))。

と、ちょっと感傷的になってしまったけれども、要は新しいPCを今まで通り(今まで以上に)うまく、不具合なく使うことがより大事なことなのだ。そこに重点を置いて新しいPCと付き合いたい。
それでひとつ、ここ最近はまっているのがネットのストレージ・サービスだ。要はネット上にファイル保存できる容量を提供してくれるサービス。だいたい4パターンくらいのサービス内容があって、いちばんベーシックなサービスは無料なところが多い。10~50GBくらいの無料ストレージの利用権限が与えられ、場合によってはファイル共有できるケースもある。いくつか勝手に試した中ではTeraCLOUDとMEGAがいい感じだ。冒険せずにGoogleにも同様のサービスがあるのでそれを使ってもいいし、MSOnedriveも便利そうだ。整理整頓がうまくないと使いこなせないEvernoteは、以前から利用していて、まんざら嫌いでもない。それでもPC新調したし、新し物好きの僕にとって、こういう機会にトライしてみるのはいいことだと思う。

それからPCをリプレイスすると必ずついて回るのがソフトの使用権のバトンタッチ。今やソフトのサブスクリプション化が進み、アンインストールして再度インストールという手順が通用しない(これもめんどくさいけどね)。まずもって、IDとパスワード。あー、どうだったかなぁとぶつかるたびに、再度旧PCを立ち上げないといけない。だいたいモニターを余分に持てる身分じゃないから、いちいち繋ぎなおして確認することの手間と言ったらもう・・・!結局古いPCといつまでたってもおさらばできない。
さらにはメールアドレスや、ネットのお気に入りURLの移転も手に余る。ファイルごと例のネット・ストレージ・サービスに上げちゃうのも便利といえば便利だけど、メールアドレスとかどうなんでしょうね・・・?基本的には自分に極秘はない(?)、つもりなんだけど、メールアドレスや年賀状の住所録となると、ちょっと気になったりして。そこに目を向けるとFacebookはやっぱり便利この上ないなぁ。だってどんなPCでも、すぐに自分環境にできてしまうもんね。GAFAに世界が飲まれるっていうけど、それも仕方がないって改めて思い知っちゃう。

果てなく長々と書いてしまったけれども、新PCでは
i9とQuadroの使い具合を体験してみよう(あまりわからないかも・・・)。
ストレージ・サービスをうまく使おう。
この機会にメールアドレスやお気に入りURLを棚卸して整理しよう。
今度も10年以上もってください。
なんだ、たったの4行で終わる内容でした。失敬!

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