2022年11月12日土曜日

苦節13年目にして、「ゴールド免許」を手に入れる。

この10月、長きに渡って失い続けていたゴールドの運転免許証を取得した。僕が美瑛に移住したのが2007年、ほどなく速度違反で捕まってしまう(2007年8月ころ)。その後も数度、一旦停止無視なんかで半年おきくらいにつかまり続け、2009年の更新時には、愛知県で手に入れていたゴールド免許を失い、青い免許証となった。違反回数も影響したのか、当時の免許証の更新期間がそうだったのか、3年後に更新時期を迎えるも、直前に見通しの良い交差点で、一旦停止無視で検挙されてしまい、2012年の更新時にまたもや青免許に・・・。

 

言い訳以外の何物でもないことは理解しているが、とにかく北海道の僕の住む道北や、少しオホーツク海寄りの道東地方は、速度超過運転になりやすい。広々とした大地、見通しのいい1本道、対向車も先行車もなし。制限速度上限の60km/hで走るのは、正直難しい。ましてや少々急いでいる場合などは、自制するのは不可能とさえ言いたいくらいだ。

あまり違反による罰金を払い続けたくもないし、ゴールド免許のわずかな恩恵も気になるしで、次回こそゴールド免許を!と祈りつつ、次の更新時期(今度は同じ青色免許でも、5年後でしたね)の2017年を待った。更新時期を半年後にしたとある5月下旬の昼下がり、旭川から美瑛に戻る僕は、不意に白バイに追走されてしまう。あっと思った時には白バイがサイレンを鳴らしていた。わずかに14kmオーバーで、また4年半おとなしくしてきた努力もむなしく、この年の更新も青色免許と相成った。あー、もう半年だったのに・・・と歯ぎしりしても、白バイの警察官は非情と言えば非情だ。もっとも、それなら今回だけは・・・なんて展開になるはずもなく(このSNS盛んなネット時代に)、また青免許と5年間お付き合いすることになった。


 
時は流れ、そして迎えた2022年秋のこと。意識していなかったわけじゃないけど、10月早々に免許更新の案内が届いた時には小躍りして喜んでしまった。紛れもなく、更新の免許の種類に「金」の文字があり、講習時間も1時間で終わる旨記載されていた。今は、誕生日の前後1か月(延べ2か月間)で取得できるので、早いタイミングで近文の運転免許試験場に出向いた。5年前と比較したら、ずいぶん人の流れの動線が整理されて、係の方の配備も適正になり、わかりやすく進化していてびっくりした。講習内容は

・あおり運転の禁止。

・高齢者の免許返納のすすめ。

などについて説明があり、時代の流れを感じる。あおり運転については、あおられる前に道を譲ろう、あおられてトラブルになるなんてバカバカしいといった説明もあり、大いに納得する。もともとあおる側の非を声高に非難するケースがほとんどだけれども、場合によっては(いや、けっこうな確率で)あおられる側にも問題はあると感じていたので得心した。もうひとつの免許返納については、僕も他人事ではいられなくなるんだなぁとぼんやり考えた。次回更新時には69歳。元気はつらつとはいかないまでも、問題なく普通に車の運転ができることを願わずにはいられない。


 
ところでこの5年間、安全運転に徹してスピード違反などに十分留意してきたかと問えば、そうでもないというのが本音ではある。小学校時代からの知人に言わせれば、ただ単に幸運だったのであり、奇跡に近いらしいけれども、もうひとつ、捕まらない経験値を身に着けた点が大きい。僕の住む美瑛・旭川・富良野界隈で、どこで違反の検挙の密度が高いかは、少なくない違反金を納めるとともに、再発しないように情報収集に心がけた。加えて、先頭を走るときには、いつにも増して用心した。まぁその結果、晴れて金免許が手に入ったから、結果オーライなわけだけれども、ネズミ捕りをする現場で、多くのレンタカーや他府県ナンバーの車がお縄になっているのを見るにつけ、疑問を禁じ得ない。本当は事故が起きないように注意喚起することが目的のはずだが、いつしか違反金のノルマ(まことしやかにノルマがあるような指摘がされるよね?)達成が短絡的な目的にすり変わっていないことを祈りたい。何しろ楽しみにしてやってきた北の大地で、おまわりさんの「いらっしゃいませ」は勘弁願いたいものだよね。

 


最後になるけれども、運転免許証も数年後(遅くとも4~5年後)には、マイナンバー・カードに統合される可能性があるようだ。当面は保険証との統合からスタートするようだが、早晩運転免許証も加わるということらしい。

このことには、いろいろな(反対の)意見も出ているように認識しているが、個人的には大賛成だ。まずもって、1枚のカードを管理すればいいってところが大きい。ほかにもたくさんのカードを持ち歩かざるを得ない宿命にある私たちにとって(特に、昭和生まれのいいおじさん、おばさん)、地域電子通貨含めてマイナンバー・カード一括管理は、これ以上ないほどの親切なサービスになると思う。個人情報が漏れるとか、知られたくないとか、そんな意見が散見されるが、たぶん、おのおのの個人情報にはあまり価値はないと思われる。ビッグデータとしての総合的な情報はとても必要とされるものに違いないが、そこで気にしているおじいさん、あなたの情報は見えるけど使いませんって!

そんなことより、あれやこれやの脱税をとっ捕まえるためにも、官庁のお仕事のOA化による合理化推進のためにも、ぜひマイナンバー・カードの普及が進んだらいいのになぁと思う。ホンネでいえば、義務化だって異議なしです。

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