当館“美瑛の小さな宿_「四季」”のサイトを、全面的に刷新しようと思っています。さて、どうしたものか・・・。現ページは当館にとって2代目、2010年にリリースした代物です。まもなく丸5歳、6年目になりますので、けっこう引っ張りましたよね(って、他人事みたいですが、更新をサボりました)。
2010年に現サイトに更新して1年か2年過ぎた頃から、SEO専門業者さまからの営業電話が多く入るようになりました。検索上位に入れますので、ぜひ、と。
聞けばリンクを張る、というのを売り物にしているようで、50リンクでいくらとか検索2ページ目までに出そうとするなら100リンクは必要とか・・・。私からは、検索上位にならなくていいんです、とお応えするも「どうしてですか?見てもらうためのホームページでしょ?あんたおかしいよ。間違ってますよ」とまで言われました。
みなさん自分の知りたい情報をネットで見つける際に、キーワードで検索するのは日常的なことでしょう。でも、すごく広範な語彙で検索することってどのくらいあるのでしょう・・・?当館は小さな宿屋ですから、「宿」とか「宿泊」とかとプラスして地名の「美瑛」で検索されるんですかね?そういう時にSEO対策をして検索上位に来ることは絶対必要とSEO業者さんは力説されます。でも・・・?と、自分は考えてしまう。たぶんそんな広範なキーワードで検索して引っかかった結果だけを中心に考えたりしないなぁと。
そうこうしているうちに2013年9月頃にGoogleが検索のアルゴリズムを全面刷新する、とアナウンスしました。無意味なリンクは検索結果に反映させない(どころかマイナスイメージにさえなる)と言い出した。件のSEO業者さん、はとが豆喰らった状態だったような気もしますが、新しいビジネス・チャンスだと思ったかもしれませんね。
Googleとしてはネット空間を無意味なリンクでごちゃごちゃ張り巡らされても困る、と判断したのかもしれません(実際そうだしね)。で、コンテンツを大事にするんだそうです。サイトのヘッド部分に、いわゆる検索されやすいキーワードを記しておく等の小技も、次第に効かなくなった。
そもそも検索上位に興味のない当館は、Googleのアルゴリズムがどうなろうがお構いなしなのではありますが、コンテンツ重視という点は大いに歓迎したい。コンテンツ重視ってどういうことなの?とここでまた思考停止になりそうですが、わかりやすくは「豊富な情報、役立つ内容を優先する」らしい。ますますもって、いいことではありませんか!Googleを検索エンジンとして利用するユーザーとして、こんな刷新ならじゃんじゃんやっていただきたい、と願うばかりです。
ちなみに当館のサイトも、検索結果から遥か5~8ページ目あたりをうろついていたのに、2013年後半からは2ページとか3ページ目までには出てくるようになった。ホントだ、アルゴリズムは間違いなく変わっているんだね。
ところで私自身が旅に出かける場合、例えば京都に行く場合に「京都」・「宿」なんて言う大雑把なキーワードで検索して宿泊先を決める・・・なんて勇気はありません。もうちょっと「北白川」とかの細かい地名を入れたり、口コミサイトのコメントをいくつか見てみたり、さらには「静かな」とか「リーズナブル」とか「お料理自慢」とかも条件に入れるかもしれません。
そして最後にはいくつかの固有名詞を探し出して、実際にその宿のホームページに行きつくような気がします。ですからSEOで上位に来る宿とか、全然関係ない(SEO業者さん、ごめんなさい)。
その次に考えてしまうのは、現実の宿とホームページで公開されている内容とのギャップです。いわゆるプロっぽい(でもややドライで隙のない味気もない)ページだったら、外注さんへ仕事を(例えばお掃除とか料理の一部とか)出す宿かなぁとか。いまだにフレーム出てくるとちょっと時代に取り残されても気にしない宿かなぁとか。それは事実と異なる場合も多いとは思うけど、今やホームページはもうひとつの商店の入り口ですからねぇ。いちおう手作りで、丁寧に作ってあって、欲しい情報が探せばあって、写真もまぁまぁ綺麗なものがつかわれていてってな感じのページがいいんですよね。
これっていわゆるコンテンツ重視じゃないですか。つまりGoogleの検索条件と一緒ですよ。そうかぁ、やっぱりコンテンツが大切だよなぁとまた振り出しに戻って(あ、検索は関係ないんですけどね)、さて当館のブランニューのサイト。まだ端緒に着いたところです。たぶん、完成は1か月ちょっと先・・・。その先になったらもう、やっている時間が無くなっちゃいますからね。
0 件のコメント:
コメントを投稿