春が一瞬押し寄せて、わっと明るくなって、雪が消えて美瑛にやわらかな日差し。でも、そう簡単に美瑛に春が来るわけではありません・・・。そろそろ春の欠片くらい実感したいなぁ。
そんなわけで春の気配をほんのちょっぴり感じながら、今回もまたお客様をお連れして美瑛の美しいスポットにご案内しました。よくあるやや押し付け気味な、この時期の僕・・・。
自分でも不思議なのが、風はどなたが何とおっしゃろうとも「春のぬくもり」なのに、目の前の風景はこれまた紛れもなく「冬景色」。風を受ける体と、目の前の景色を見つめる頭が、ちょっと混乱する今の季節です。
そんなごちゃごちゃを気にも留めずに、お客様のお子様たちが目の前の景色にかぶりついています。
「そこから先には入っちゃダメだよー」
「ハーイ!」
うん、聞き分けのいい子たちだ!そう言えばこの冬は、ここクリスマス・ツリーでも、哲学の木の付近でも、観光の人が畑に入ってしまうケースに遭遇しなかったなぁ。冬は足跡が残るので、余計に残念に感じてしまうんです。でも、ほとんど足跡見かけなかったんじゃないだろうか。ってことは、いい冬だったってことですよね。
月曜日、帰宅されたお客様からメッセージが届きました。
『私は、リタイヤまではこちらにおりますが、その後の選択肢が県外に出現するとはマジで想像していませんでした。ガボ~ン!昨年末、娘にこの話をしていたら「北海道?私もいかなイカン?TDRがいい~!」って言ったことでしょう。でも、旅が終わって「お父さんのいう事聞いといてよかっただろ」って言ったら「ハイ!」(満面笑顔)だそうです。』
お客様って、良いことしか言って下さらないものですが、こんなコメントに励まされる僕です。小さいながら宿屋の親父をやってて良かったなぁと、しみじみ嬉しくなる瞬間。ありがとうございました。
ゆんぐです。
返信削除ようやくGoogle登録でコメントの書き込みが出来そうです。
北海道の春はなかなかやってきてくれませんがにゃんごろさんのココロ温まるお話が春を呼んでくれそうですね。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ユングさん、いらっしゃいませ。
返信削除まだ雪深い美瑛ですが、それでも随分春めいてきました。今日は長靴はいて「青い池」まで行ったんですよ。真ん中あたりのおよそ5m四方くらいが融けていました。
雪が無くなると、北海道の春は駆け足です。夏がすぐに来て、秋もすぐ。季節を追いかけるのが忙しくなりますね。ユングさんの四季折々の雰囲気のある写真と文章、楽しみにしています。これからもどうぞよろしく!