2014年2月6日木曜日

もう一度、インプレッサに乗ります。


プジョー206の後釜に、インプレッサWRX_STI(実際にはインプレッサではなく、独立してWRXになったんですね)を迎えることにしました。今回の車種選び(あるいは選ばなくて現状維持)の難しかったこと・・・。実際には楽しい悩みのはずなのに、けっこう苦労してしまいました。
ここのところ巷はエコ・カー全盛で、僕の好きな気持ちよく走ることのできるクルマは何と言うか、アウト・サイダーっぽい存在なのかもしれません。それでも探せば意外にあるもので、びっくり。次々と候補車が浮かんでしまい、頭の中の整理が大変でした。

そもそも何ゆえクルマを刷新しようと考えたのかと言えば、この時期のお客様の送迎(あるいは厳冬期の丘のご案内)に現愛車が不向きだと思い知らされたことが原因です。2年前にやってきたBMWの1は素晴らしい走行フィールで快適ですが、リア駆動の悲しさから、雪道ではけして走破性に優れるとは言えません。白金街道で4輪とも滑ってコントロールを失ったことがあり、運よく対向車が無かったので立て直せましたが、場合によったらと思うとヒヤッとしてしまいます。FFのプジョーはその点随分マシではありますが、短いホィールベースゆえの不安定さは否めず(基本的にショート・ホィールベースが好きな僕ですけど)、おまけに運転席側のドアの閉まり具合が若干悪くなって来ていて、ごくたまに走行中に警報が出てしまうことがあります(開きはしませんが、ストライカーからは外れてしまう)。
12月下旬、プジョーでお客様を白金温泉にご案内する走行中に、ドアの開いたウォーニングが点灯してクルマを道路わきに停めました。いったんドアを閉めなおして再び運転しましたが、ちょっと良くないなぁーと・・・。さらにお客様をお送りし終えたその帰り、脇から出ようとしたニッサン・デュアリスが待ってくれていたのでそのまま行くも、すぐに追いつかれてがんばってコーナーを抜けるもハーフ・スピン。対向車もあったのでうまく当たらないようにかわしましたが、何事もなかったようにデュアリスが抜いて行った時には、行きと帰りの出来事に、いよいよ考えるべき時だと思い知らされました。

プジョーは2001年12月に私たちのもとにやってきて、ついに13年目。走行距離は14万1千kmを越えました。美瑛に来るまで、僕はインプレッサWRX_STIに乗り、カミさんは、このプジョーに乗っていたのですが、移住に際してクルマを1台にまとめようと決心し、より売却価格が高かった(1年ほど新しかった)インプレッサを手放した経緯がありました。
それからプジョーは極寒の北海道で7年間を共にし、とてもがんばってくれたクルマです。その一方でインプレッサとのお別れはとても心残りがあり、大好きな愛車を手放さなければいけなかった2007年3月の、忘れられない出来事でした。
先月下旬のあの日、プジョーの後釜候補を真剣に考えるようになった時、インプレッサも頭の片隅にはありましたが、たくさんの候補車に埋もれていたのも事実です。と言うのも、車格(とサイズ)的に、BMWと被らないよりコンパクトな(プジョー206に近い)クルマを優先的に考えていたからだと思います。試乗したクルマも含めて
・スズキ_スィフトスポーツ。→試乗しました。
・アウディA1とA3。→A3に試乗しました。
・フォルクス_ワーゲン ポロGTI。
・プジョー208GT(GTⅰ)。→GTⅰに試乗しました。
などなど・・・。しかしどれも決定打に欠け(トランクがあまりにも狭い(スイフト)とか、2ドア(プジョー)とか、ミッションがマニュアルじゃない(アウディとポロ)とか・・・)、どうしたものかと考えた結果やっぱり4WDの方が望ましいとなり、さらには駐車スペースが無いわけじゃないので、もうちょっとだけ大きいサイズにも候補を広げてみることにした結果
・スバルXV。→試乗しました。
・スバルインプレッサWRX_STI。
・アウディA3クワトロS(ちょっとお値段高めですよね)。
・ボルボV40クロスカントリー(これもお値段がねぇ)。
の4車が残った次第です。この中でアウディが一番優等生的ではあるものの、ワクワク感がない(上品すぎて、自分たちには向かない気がする)ので止めようとなり、スバルXVはCVTの出来が今2歩で(時折当館に来てくださる、M氏からのご助言もあり)止めようとなり、ボルボとインプレッサが残ったのです。この時点で気持ちはインプレッサに固まりました。7年前に手放したインプレッサにもう一度乗ろう!と。
インプレッサWRXはかなりスポーツ走行に振ったクルマ作りで、乗り心地などは期待できませんが、アウディ・クワトロが世界中で脚光を集める(1980年)以前から4輪駆動を大切に育んできた(1972年よりレオーネで量産)スバルのテクノロジーは、安心感抜群です。

結局2月からの当館「四季」のラインナップはBMW_130iと、WRX_STI。いずれも使い慣れた6速マニュアル車です。WRXは今年2014年、モデル・チェンジ・イヤーですが、現行のベース車両のインプレッサが僅かではあるけれども肥大化。デザインはカッコよくまとめて来たようですが、やっぱり少々デカいよなぁーと感じています。
当館の愛車、「運転してみたい」とご希望がありましたら、可能な範囲でご対応差し上げたいと思います(重ね重ねですが、いずれもマニュアル・ミッション6速車です)。どうぞよろしくお願いします!

2 件のコメント:

  1. こんにちは!機械に対してマメで真面目ですね。パソコンだって自分で作ったりもするんですから。面倒くさがり屋の私には真似が出来ません。私なんか今のクルマなんかディーラーの前を通りかかっていいなと思い、ものの10分くらいの試乗で決めてしまいました。先日雪国をフィットで動き回りましたが、安全が第一、四駆は妥当な選択ではないでしょうか。今度行ったら運転させて下さい。

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  2. Youngさん、コメントありがとうございます。
    男って、メカに触れてみたい気持ちは誰でもあるような気がします。僕もそのひとりって感じです。美瑛にいらしたら、ぜひ当館のクルマたちをドライヴしてみてください。
    そうそう、ダイヤモンド・ダストを上手に撮るための方法ってご存知ですか?試行錯誤で少しずつ分かって来たものの、まだまだです。もしよろしければヒントでも伝授ください。

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