NHKの「プロフェッショナル」という番組が好きです。毎回なんていうのか仕事バカみたいな人が出てくる。超一流の技術者、医師、スポーツ選手、料理人などなど、その道を極めた人たちの素顔に触れることができる。ある面すがすがしいほどに、愚直に几帳面に、そしてクソ真面目にその「道」に突き進む人を身近に感じることができます。
もうひとつ好きな番組が、テレビ東京の「カンブリア宮殿」。こちらは基本的に経営者が登場します。大企業のトップも取り上げられるけれども、知る人ぞ知る地方の優良企業の社長が紹介されると、目からうろこではないけれどもすごく感激してしまうことが多い。
先週が千葉県のパンのチェーン店「ピーターパン」で、今週(昨日)は静岡県の和洋菓子店「たこ満」だった。聞いたこともない会社だし、実はたいして期待もしないで見始めるのだけれども、番組の冒頭からぐいぐいと惹き込まれてしまう。パンとかお菓子は、ある面どこにでもある食べ物で、そこに個性や特別な価値を盛り込むことはそう簡単ではないと思う。仮に少々うまく行ったとしても、すぐにライバル店に真似られたり、消費者から飽きられてしまうことだって多い。
そんな言ってみればどこにでもある商材で、どこにも負けない経営を粛々と経営している社長さんの語りは、実に奥が深い。と同時にきわめて当たり前のことをちゃんとやっている、と感じる。当たり前のことって何だ?といつも思うわけだけれども、あらためて当たり前の難しいことにも気づかされる。
こういった一見ライバルひしめき合う商材でびくともしない経営を成し遂げている会社の経営者は、その当たり前がシンプルにバックボーンに息づいている。それは
・社員の幸せな暮らしがあって、はじめて会社が成り立つ。
・お客様が喜んでくれること、それだけでいい。
・できることを精一杯。
の3本柱のようなのだ。そこには利益追求や、先鋭的なコストダウンは影をひそめ、はたまたブランド形成さえ無縁と感じるような会社経営がある。もちろん徹底したコストダウンはやっているのだと思う。でも、それは最優先事項ではもちろんないし、目標設定された原価低減活動でもないのだろう。おそらくは丁寧に育てられた社員たちから自発的に(であるためにとても効果的に)なされる、当たり前のコストダウンなのだろう。
経営者の生い立ちとして、猛烈社員・若手やる気満々社長の躓きの後、はたと行きつく境地のようなものを感じる。昨日のたこ満の平松社長で言えば、社員6人のうち5人から退職届を出され、泣きながら家路について耳に入ったのは「おれがおれがの我を捨てて、おかげおかげの下で生きろ」というアドバイスだったと言う。
結局のところ利益は後からついてくるのだ。それは何とあのトヨタ大帝国の豊田社長でさえも言っていた。追及してむりやり出した利益など、長続きなんかしない。ブランドだって最初からブランドを築こうとやってみたってそんなものが簡単に手に入るわけでもない。ブランドなんてヘタすれば2世代、3世代かけて、気が付いたらできていた、というようなものなのかもしれない。やっぱりブランドも「後からついてくる」ものなのだろう。
あらためて優良経営者の説く「3本柱」に立ち返ってみると、そこには生き生きとしてポジティヴな思いが顔からあふれ出している社員の存在に気づかされる。社長は1人だけれども、数百人の社員が「やる気満々」になってくれた会社の総合力と「やる気なし」になってしまった会社の実力には、あまりにも桁違いの差が出てしまう。
そのことを社長自身が骨身にしみてわかっているから、社員の大切さ、ありがたさを片時も忘れることが無い。そんな会社の社員は、なんとか会社のために自分の出来る精一杯で貢献したい、そういう雰囲気が行きわたっている。
やっぱり会社は「社員のためのもの」なんだと思う。会社は社長かお客様か社員か、誰のためのもの?海外であればもうひとつ株主のため、と言うのもあるようだけど、社員が最初でそこから初めてサービスや製品がお客様に届き、その対価としての利益が会社に(社員とそして経営者に)帰ってくる。ましてや株主はその先じゃないか、と今では株を持っていない僕が言うのも説得力のない話です。
あ、そうそう、私も美瑛の小さな宿「四季」という吹けば飛ぶようなお宿の経営者なのでありました。この最後に書くのもお恥ずかしいお話しですが、おかげさまでこれ以上ない、という従業員に恵まれて、お泊り下さるお客様の笑顔に接することの喜びを、今日も享受しております。もうちょっと給料をあげてもバチはあたらないね。
2016年2月12日金曜日
2016年2月5日金曜日
試乗記です。
以前にも当館の愛車に関する記事を書いたことがありますが、クルマには思い入れ(偏ったこだわりでしょうか)がありまして、いいなぁと感じるクルマはたくさんあるわけじゃありませんが、けっこう興味が強い私。優先順位を整理してみると・・・
1_マニュアル・ミッション車希望(たぶんDSGあるいはDCTはOK)。
2_4ドア、または5ドアで(2ドアでもいいんだけど、やっぱり4ドアの方が!)。
3_運転していて楽しいクルマ。
4_北国(でもって雪国)北海道在住ですので、4輪駆動車がよろしいかと。
5_パワフルで、小ぶりなクルマ。
まぁこんな感じ。逆に比較的我慢できちゃうのは・・・
A_居住性と荷室の大きさ(お客様のトランクが載るかどうかは気になりますが)。
B_燃費(もちろんいいに越したことはありません)。
C_将来的な下取り価格(乗り切る主義ですので)。
D_オシャレ度(そんなにスタイルを気にしません。走り優先)。
まだまだ細かいところで列挙することもありますが、キリがないのでざっとこんなところです。こうして箇条書きにしてみると、S1はまさにストライク。超どうでもいいところでエンジン横置きってところが引っかかりますが、1~5にしっかり該当してくれていてしかもCとDもクリアと来てますから文句なし。あ、優先順位の最初に「安価な」ってのがもちろんありますが、それには該当しないですね、アウディ君。最近のクルマと言えば、ほとんどAT車になってしまい、一番MT比率の高いスバルで9.6%(2015年)。一番低いニッサンだと0.3%(同)なんだって。全体で2%程度って言うから、もうMT車という時点で特殊(変わり者)ではありますが、アウディS1はMTの設定もある、ってんじゃなくてMTしかないってところが極めてレアなクルマだと思います。
さて、試乗記ですので乗って運転した際の感想を記しましょう・・・。あくまでも私個人の感想でありまして、仕事柄けっこういろんな車を運転する経験はありますが、もちろんクルマ評論家でも何でもありませんので、あくまで個人的な・・・試乗記です。
【エンジン】
2Lのターボ過給器付き。1650回転から最大トルクに達するとカタログにはありますが、2400回転くらいまではトルクは薄い感じ。でも、必要最小限のチカラは十分ある。2400回転から上は、とてもパワフル。アクセルのオン・オフ時のレスポンスも機敏で、印象良し。少し音が大きい。エンジン・ノートは意外と野太くて、この手の音を「サウンド」と思っている僕としては気になりませんが、早朝や深夜にアイドリングするには少しはばかられる音量ではありました。ちなみにアイドリング・ストップ機構付きです。
ロング・ストロークのトルクを意識した4気筒ですが、8,000までタコ・メーター切ってあって、その気にさせます。
【ミッション】
6速マニュアル・ミッションは、BMWと違ってカチッと節度あるシフトフィール。BMWより遥かに良くて、スバルさえ凌ぐかもしれない・・・。
あと、1速と2速が開き気味(なのでスタート後に1速使う機会がほとんどない)なのと、4速と5速も少し離れている感じがしました。トータルとしてはメカニカルにカチッと決まるミッションは気持ちよく、かなり長い区間を試乗したかぎりでも、ギアの守備範囲に不足を感じることはありませんでした。
【乗り心地&サスペンション】
一番サスセッティングが柔らか目になる「エコ」モードは試しませんでしたが、剛性感たっぷりのボディとサスペンションの伸び縮みがしっかりしていたので、いわゆる「乗り心地」は、クルマの性格上難しいだろうと懸念していましたが、全くの杞憂。若干固めながらもフランス車のようなじんわり路面を抑える感じは素晴らしかった!
試乗コースは、市街地からちょっとしたワインディング、さらには積雪路と多彩でしたが、どこへ行っても乗り心地がいいのと、雪道での安心感も白眉。短めのホィール・ベースで雪の上のコーナリングは神経質かな?とちょっと気になっていましたが、すばらしいグリップで軽々と走り抜けて行きました。
【インパネ周り、運転席】
メーター類の視認性よし。ペダルレイアウト、シートのホールディングとも抜群です。しいていくつか気になったことを挙げれば、1つはシートとハンドル&ペダル類の位置(距離)。意外とクラッチが深くて、その分シートを前に持って来るとハンドルが近いこと。これはハンドルの位置決めができるそうなので、たぶん落ち着くポジションを決めることはできると思うけれども気にはなった。
そのほかには、ナビの画面が小さい。見にくい。あんまり見ないと思うけど、もうちょっと大きい方がいい。さらにはハンドル形状。6時の位置に潰しが入った変則楕円なんだけれども、据え切りに近いケースだと、そのつぶし部分がちょいと握り辛い。こんなの丸くていいのに、ヘンなところでデザイン入れてどうする?
とまぁ重箱の隅的な指摘が続きましたが、トータルで言ったら素晴らしいとしか言いようがない。インパネは実にシンプルで、華美さや派手さは皆無。ブラックの落ち着いたトーンでまとめられている。文句ありませんでした。
【総評です】
トランクがちっちゃい。これは以前(ちょうど2年前に)同型のアウディA1を見た時から知っていたことですが、やや大きめのスーツケース入れたら、もうほかには何も入らない。ふたりで旅行にでかけるなら、後部座席も荷物置き場として使うしかない。それでOKという割り切った使い方が前提になると思う。
で、順番から行ったらウチのBMW130ⅰの入れ替えと言うことになるけれども、当方のBMW、入れ替えたいと思うような決定的な不具合はほとんどない(と言うか、すっごく気に入っている!)。もし万一営業さんのラヴ・コールに負けて入れ替わっちゃうようなことがあるとすれば、冬場のBMWの走破性が理由(ほかには思いつかない!)。FRのBMWだと、冬は知らない道を走る勇気は起きない。とにかくスタックしてしまいやすいクルマなんです。それを補ってあまりある「駆け抜けるよろこび」があるんですけどね!
駆け抜けるよろこび的に、S1と比較してBMW130ⅰは?と言うと、ミッションの節度やノーズの若干の軽快さでS1に軍配。ただしエンジンフィールは、シルキー6のBMWには及びそうもない。BMWの3L6気筒のなまめかしさと言ったら、ちょっとほかには経験がない艶っぽさみたいな惹きがある。このエンジンに対抗できそうなフィールで思い出されるとしたら、かなり古いニッサンGTRの2.6Lかスバルの水平対向3Lの2本だけなんだけれども、どちらも過去のものになっちゃったし、燃費なんかはくらべものにならないくらい悪かった。BMWの3Lは、諸般のクルマ事情の荒波を乗り越えてなお生き続ける希少な優等生6気筒なのです。
無理やりウチのもう1台、スバル・インプレッサSTIと比べると、排気量や4WDでは同じ。走りの気持ち良さも似たようなものじゃないでしょうか。オシャレなアウディ対無骨なスバル。コンパクトできびきび走るアウディ対そこそこ荷物も入って300馬力オーバーの力持ちのスバル。少しだけ、アウディの方が物語があるけれども、スバルのクルマの成り立ちは、それはそれでスポーツカーのバック・グラウンドは十分。うーん、こうしてみると、むしろS1はインプレッサの好敵手なんだね・・・?
2016年1月11日月曜日
強要したい私・・・(ワインを選ぶ際に)。
常日頃、けっこう信じて疑わないことがあります・・・。それは「個性って、良いことなのだろうか?」というちょっとした疑問です。いろいろなケースで決めなくちゃならない時に、あまり気が進まないんだけれども一般的に「これにしておけば無難」という選択と、自分自身は気に入ってはいるものの、普通は「やめておいた方がいい」選択があったとしましょう。お話を単純にするために、ちょっと極論っぽい設定ですけど。で、僕自身に限って言えば、気は進まないけど一般的には「これがいい」というのを選んだ場合の満足感は、悪くない!ということが多いのです。それどころか、かなり良い、と感じるケースもよくあります。何だか個性のないお話しですよね。
で、自分はいいんじゃないかと思うけれども、世の中では「やめておいた方がいい」方に固執した結果は、たいてい失敗しちゃう。ごくたまに、おおーっと言いたくなるほどの納得できる結果に嬉しくなることもありますが、それはやっぱりたまーに。
つまり僕自身はわかってもいないものを選択する際に、どこから湧いてくるのか怪しい直感頼りに、良さそうだ!なんて思うわけですが、ひとことで言えば「わからない」、が正しいのだろうなぁと。
とにかく僕は、いやこれをお読みくださる読者の方も、知りもしないことを決めることが多いように思います。決めるには決める理由がいるわけですが、知らないものにはそれ(理由づけになる判断材料)も乏しい。
たとえばクルマを選ばなくちゃいけない、としましょう。もう今のクルマは10年前のモノなので、そろそろ寿命が近づいてきたのか小さな不具合も多くなり、修理費もちょこちょこかかるようになってきた。さて、次のクルマは・・・となると、10年も前の愛車と、今の新車と比較するモノサシが自分にはない、というのが普通ではないでしょうか(新車を買うと言う前提ですけど)。だいたいにおいて、僕にオリジナリティのある判断基準が、どのくらいあるのやら。もしかしたらクルマ関連の雑誌や、ネット上の情報や、あるいは詳しい知人の言ってたことなんかを足したり引いたりしながら「というわけで、僕はこれが好きだと思う」ってなってる。好きのあとに「思う」ってなんなのさ?好きなら好き!で終わりですよね。要はわからないことを他人の判断を引用して、自分の意見のように勘違いしてる。
ものすごい遠回りをしましたが、ワインを選ぶとき、一番プレッシャーに感じるけれども、間違いない選び方をされるお客様のひとことは「何が合うかなぁ、オススメは?」です。実はウチではカミさんと二人で、自分たちの料理を食べながら、自分たちのストックしているワインをあれこれと飲んでいます。なので、今日の料理のラインナップなら、このワインかあのワインだな、というのはある。価格帯(実は価格帯にあんまり幅がありません、ウチは。どれもだいたい1本3,000円前後)やら赤・白の好みはありますから、大雑把にフォーカスいただいて、あとは「何かこの範囲でオススメを」と言っていただけたら、ハズレのないワインをフィットできるつもりです。
え、そういえばあのワインがデッドストックになってたから、それを飲ませちゃおうってことはないのか、ですか?はい、ありません!(きっぱり!)。そんな大胆なことはできません。だって、もう二度とここには来ないぞ、なんてことになって欲しくないですから。なかなかワインもお料理とフィットしてるなぁ、美味しい♪いつかまた来てみようかな、友達のアイツに、美味しかったよって伝えておこうかなぁ。と、こうなるのが希望路線。
そんなわけで、今宵もお料理とワインの相性の良さを見つけるべく、奮闘中。それを知ったるり君が「私も協力するよ」って現れたのは、たんなる偶然とは思えません。そのくせ「ただの酒好きですよね?」なんて言われる筋合いは毛頭ないんですが、彼女の持参したチーズがすごく美味しかったので(チーズ、ちょっと苦手なんです)、参加を快諾。
やっぱり魚介の紙包み焼きにはこのワインですよね、と納得顔のるり君。なんだ、僕と一緒だよ、言ってること。あれ、やっぱり個性ってなんなんだろう?ワイン選びと個性はあんまり関係ないのかもしれないですね、美味しいなぁは、共通した感じ方なんじゃないかなぁと思うこの頃です。
で、自分はいいんじゃないかと思うけれども、世の中では「やめておいた方がいい」方に固執した結果は、たいてい失敗しちゃう。ごくたまに、おおーっと言いたくなるほどの納得できる結果に嬉しくなることもありますが、それはやっぱりたまーに。
つまり僕自身はわかってもいないものを選択する際に、どこから湧いてくるのか怪しい直感頼りに、良さそうだ!なんて思うわけですが、ひとことで言えば「わからない」、が正しいのだろうなぁと。
とにかく僕は、いやこれをお読みくださる読者の方も、知りもしないことを決めることが多いように思います。決めるには決める理由がいるわけですが、知らないものにはそれ(理由づけになる判断材料)も乏しい。
たとえばクルマを選ばなくちゃいけない、としましょう。もう今のクルマは10年前のモノなので、そろそろ寿命が近づいてきたのか小さな不具合も多くなり、修理費もちょこちょこかかるようになってきた。さて、次のクルマは・・・となると、10年も前の愛車と、今の新車と比較するモノサシが自分にはない、というのが普通ではないでしょうか(新車を買うと言う前提ですけど)。だいたいにおいて、僕にオリジナリティのある判断基準が、どのくらいあるのやら。もしかしたらクルマ関連の雑誌や、ネット上の情報や、あるいは詳しい知人の言ってたことなんかを足したり引いたりしながら「というわけで、僕はこれが好きだと思う」ってなってる。好きのあとに「思う」ってなんなのさ?好きなら好き!で終わりですよね。要はわからないことを他人の判断を引用して、自分の意見のように勘違いしてる。
ものすごい遠回りをしましたが、ワインを選ぶとき、一番プレッシャーに感じるけれども、間違いない選び方をされるお客様のひとことは「何が合うかなぁ、オススメは?」です。実はウチではカミさんと二人で、自分たちの料理を食べながら、自分たちのストックしているワインをあれこれと飲んでいます。なので、今日の料理のラインナップなら、このワインかあのワインだな、というのはある。価格帯(実は価格帯にあんまり幅がありません、ウチは。どれもだいたい1本3,000円前後)やら赤・白の好みはありますから、大雑把にフォーカスいただいて、あとは「何かこの範囲でオススメを」と言っていただけたら、ハズレのないワインをフィットできるつもりです。
え、そういえばあのワインがデッドストックになってたから、それを飲ませちゃおうってことはないのか、ですか?はい、ありません!(きっぱり!)。そんな大胆なことはできません。だって、もう二度とここには来ないぞ、なんてことになって欲しくないですから。なかなかワインもお料理とフィットしてるなぁ、美味しい♪いつかまた来てみようかな、友達のアイツに、美味しかったよって伝えておこうかなぁ。と、こうなるのが希望路線。
そんなわけで、今宵もお料理とワインの相性の良さを見つけるべく、奮闘中。それを知ったるり君が「私も協力するよ」って現れたのは、たんなる偶然とは思えません。そのくせ「ただの酒好きですよね?」なんて言われる筋合いは毛頭ないんですが、彼女の持参したチーズがすごく美味しかったので(チーズ、ちょっと苦手なんです)、参加を快諾。
やっぱり魚介の紙包み焼きにはこのワインですよね、と納得顔のるり君。なんだ、僕と一緒だよ、言ってること。あれ、やっぱり個性ってなんなんだろう?ワイン選びと個性はあんまり関係ないのかもしれないですね、美味しいなぁは、共通した感じ方なんじゃないかなぁと思うこの頃です。
2016年1月8日金曜日
本年も、どうぞよろしくお願いします。
はや、新年も7日の夜になり、「今年の抱負」を今さら・・・と思われても仕方がありませんが、一応備忘録的に記しておこうと筆を執りました(これって、死語になっちゃうのかな。と言うか、すでに死語なのかも?)。
この稼業ですと、年末・年始に休暇を取ってなにかしら新年に相応しい・・・、ということは無理なのでありまして、やっと今その時がやって来たって感じです。少々の(かなりの、とも言う?)遅れはご容赦ください。
えーと、大雑把なメモですが、2015年は
・3月、大阪辻調理師学校へ、洋菓子の実習へ。
・愛車130i、走行距離71,500km。2006年式ですので、今年でいよいよ10年です!
・愛車WAX-STI、走行距離56,000km。2009年式です。
・EOS6D、13,180ショット。重さがネックで伸び悩んでいる・・・かな?
・EOS_KissX7、1,924ショット。最近少し増えている模様。
・富士フィルムX‐T10、1,929ショット。2か月ちょっとで爆進中!
・Facebookのいいね、790。
他にも書きたいことは(書き残しておきたいことは)ありますが、このくらいにしておきましょう。で、昨年2015年はどんな年だったかと言えば、手短に言えば「とってもいい年」でした。私どもにかかわるすべての人に大いに感謝です。
さて肝心な、2016年はどんな年に・・・!
これについてはいろいろと心に浮かぶあれこれがありますが、何と言っても大きな「変革」以前に今までに身に付けたあれこれを、確実にモノにしたいと言うのがあります。美味しいお菓子をたくさん作ったり、カメラ任せでなんとかやってきた写真の「技術」に磨きをかけたりします。そして宿のあれこれとしては、閑散期限定のサービスだったいくつかの「経験」メニューを通年(またはそれに近い)サービスに格上げしたいと考えます。
サイトの片隅にこっそり掲載していた
※写真ツアー
※スノーシューで、白銀の丘へ
※一緒にパンとケーキを作って食べちゃおう
の3つの体験メニューをより身近に選択していただけるよう配慮します。
写真については、良いパートナー探しを考えています。美瑛には多くの素晴らしい写真家がいて、それぞれに写真ツアーを開催しています。私自身にその経験はないのですが、開催者の人となりを知る私が推察するに、どのツアーも素晴らしい内容だと思います。ただ、やっぱり敷居が高い・・・。できれば気楽に、使い古したカメラや携帯で、自分らしい想い出の1枚を残してみたい、というニーズはたくさんあるように感じます。そんなニーズにお応えするためには、肩ひじ張らずに参加できてお財布にもなるべくやさしいツアーだと思います。そしてこの「写真ツアー」に込める想いはもうひとつあります。それは「農」の場としての美瑛をお気遣いいただく気持ちとともにご覧いただきたいという願いです。有名なあの木、あの丘を交えながら、ふと気が付くと目の前にある名もない絶景をご紹介したい。そしてその光景が「農」のなりわいの中から生み出されるものだと知っていただきながら・・・。
たぶん、方法はありそう。できれば今年度中にホームページにしっかり掲載できるようがんばってみます。
スノーシューで丘を行くメニューは、もちろん冬限定です。昨秋新たにスノーシューを買い求めたので、当館には計7セットのスノーシューがあります。スノーシューはけっこう万能で、雪のあるところどこへでも行けてしまう・・・わけですが、やっぱり畑は避けていただきたい。で、オススメは除雪されない雪道を行く絶景コース。雪のない季節は「普通の道」ですが、雪が降れば目を見張る絶景ルートになるコースを、ぜひ紹介したいんです。僕個人のオススメする真冬の美瑛の雪道へ、ぜひご一緒下さい。
最後に、パンとケーキを一緒に作っていただくオプションです。このメニューをオススメするのは、パンが(あるいはケーキが)焼き上がったその時にオーヴンを開ける瞬間の美味しい香りをぜひ知っていただきたいから。ご自身で形作ったパンは、それはもう美味しいに決まっています。北海道産の小麦を使ってみずから成形したパンやケーキで、美味しい北海道を召し上がっていただきたい・・・。これは紛れもない僕個人の好みの押し付けです。
とまぁ毎年のように文字数制限なんか気にせずにじゃんじゃん書きたいことは溢れて来ますが、もうちょっと・・・。それは自分自身がもう一度旅人に戻る経験をしたい。美瑛に来て、いつしか旅行者という立場がなくなって、旅行者をお迎えする毎日がやって来ました。いらっしゃる方に育てていただく日々です。でも、どこかで自分も旅行者の視線を失わずにいたい。何しろ自分の好きなことをお客様に無理強いしがちな当館ですから、ある程度客観的な判断力は不可欠なんだと自戒しています。まぁ今まで行きたくても行けなかった事情もありますが、可能な限り機会を作って出かけてみます。そしてその経験を当館にお出でいただくお客様に、いい形で提供したいと考えます。
あ、文字数オーバーの模様。最後に重複しますが、どうぞ2016年もよろしくお願いします。
この稼業ですと、年末・年始に休暇を取ってなにかしら新年に相応しい・・・、ということは無理なのでありまして、やっと今その時がやって来たって感じです。少々の(かなりの、とも言う?)遅れはご容赦ください。
えーと、大雑把なメモですが、2015年は
・3月、大阪辻調理師学校へ、洋菓子の実習へ。
・愛車130i、走行距離71,500km。2006年式ですので、今年でいよいよ10年です!
・愛車WAX-STI、走行距離56,000km。2009年式です。
・EOS6D、13,180ショット。重さがネックで伸び悩んでいる・・・かな?
・EOS_KissX7、1,924ショット。最近少し増えている模様。
・富士フィルムX‐T10、1,929ショット。2か月ちょっとで爆進中!
・Facebookのいいね、790。
他にも書きたいことは(書き残しておきたいことは)ありますが、このくらいにしておきましょう。で、昨年2015年はどんな年だったかと言えば、手短に言えば「とってもいい年」でした。私どもにかかわるすべての人に大いに感謝です。
さて肝心な、2016年はどんな年に・・・!
これについてはいろいろと心に浮かぶあれこれがありますが、何と言っても大きな「変革」以前に今までに身に付けたあれこれを、確実にモノにしたいと言うのがあります。美味しいお菓子をたくさん作ったり、カメラ任せでなんとかやってきた写真の「技術」に磨きをかけたりします。そして宿のあれこれとしては、閑散期限定のサービスだったいくつかの「経験」メニューを通年(またはそれに近い)サービスに格上げしたいと考えます。
サイトの片隅にこっそり掲載していた
※写真ツアー
※スノーシューで、白銀の丘へ
※一緒にパンとケーキを作って食べちゃおう
の3つの体験メニューをより身近に選択していただけるよう配慮します。
写真については、良いパートナー探しを考えています。美瑛には多くの素晴らしい写真家がいて、それぞれに写真ツアーを開催しています。私自身にその経験はないのですが、開催者の人となりを知る私が推察するに、どのツアーも素晴らしい内容だと思います。ただ、やっぱり敷居が高い・・・。できれば気楽に、使い古したカメラや携帯で、自分らしい想い出の1枚を残してみたい、というニーズはたくさんあるように感じます。そんなニーズにお応えするためには、肩ひじ張らずに参加できてお財布にもなるべくやさしいツアーだと思います。そしてこの「写真ツアー」に込める想いはもうひとつあります。それは「農」の場としての美瑛をお気遣いいただく気持ちとともにご覧いただきたいという願いです。有名なあの木、あの丘を交えながら、ふと気が付くと目の前にある名もない絶景をご紹介したい。そしてその光景が「農」のなりわいの中から生み出されるものだと知っていただきながら・・・。
たぶん、方法はありそう。できれば今年度中にホームページにしっかり掲載できるようがんばってみます。
スノーシューで丘を行くメニューは、もちろん冬限定です。昨秋新たにスノーシューを買い求めたので、当館には計7セットのスノーシューがあります。スノーシューはけっこう万能で、雪のあるところどこへでも行けてしまう・・・わけですが、やっぱり畑は避けていただきたい。で、オススメは除雪されない雪道を行く絶景コース。雪のない季節は「普通の道」ですが、雪が降れば目を見張る絶景ルートになるコースを、ぜひ紹介したいんです。僕個人のオススメする真冬の美瑛の雪道へ、ぜひご一緒下さい。
最後に、パンとケーキを一緒に作っていただくオプションです。このメニューをオススメするのは、パンが(あるいはケーキが)焼き上がったその時にオーヴンを開ける瞬間の美味しい香りをぜひ知っていただきたいから。ご自身で形作ったパンは、それはもう美味しいに決まっています。北海道産の小麦を使ってみずから成形したパンやケーキで、美味しい北海道を召し上がっていただきたい・・・。これは紛れもない僕個人の好みの押し付けです。
とまぁ毎年のように文字数制限なんか気にせずにじゃんじゃん書きたいことは溢れて来ますが、もうちょっと・・・。それは自分自身がもう一度旅人に戻る経験をしたい。美瑛に来て、いつしか旅行者という立場がなくなって、旅行者をお迎えする毎日がやって来ました。いらっしゃる方に育てていただく日々です。でも、どこかで自分も旅行者の視線を失わずにいたい。何しろ自分の好きなことをお客様に無理強いしがちな当館ですから、ある程度客観的な判断力は不可欠なんだと自戒しています。まぁ今まで行きたくても行けなかった事情もありますが、可能な限り機会を作って出かけてみます。そしてその経験を当館にお出でいただくお客様に、いい形で提供したいと考えます。
あ、文字数オーバーの模様。最後に重複しますが、どうぞ2016年もよろしくお願いします。
2015年12月11日金曜日
フライトチケットで感じること・・・。

どうでもいいことですが(そもそもこのブログの内容は、おおよそそんな感じですけど)、この秋(11月)に2度帰省することになりました。今回は突然の帰省ではなかったので、少し余裕を持って計画できたのですが、航空券の取得の際に感じたことを少々・・・。
帰省は静岡(家内の実家&私たちの学生時代に過ごした地)と岡崎(私の実家)だったので、それぞれ羽田と中部国際空港へ降りました。美瑛は旭川空港がクルマで16~17分と至便ではありますが、JAL、ANA、AirDoとそうそうたる(?)航空会社しか乗り入れていません。ANAの中部便はこの上なく嬉しいですが、時間に余裕がある時には千歳まで行って、スカイマーク、ジェットスター・・・などなどのやや廉価なフライトを使うことが多いです。
で、ですねぇ、いわゆるLCC(ローコスト・キャリア)も含めたフライトのチケットの入手の際に感じることですが(と、ここで本題です)ジェットスターやピーチ等LCCと謳っている会社は、表示価格でチケット買えない!これって何だかなぁ・・・と。手数料とかクレジット利用代金とかが後追いで加算されて、結局15%くらい表示価格に上乗せされちゃう。空港使用税がかかるのはわかるんですが、消費税同様に税込み(諸費用含む)価格表示をしているJAL、ANA、そしてAirDoやスカイマークと単純比較できないので、注意が必要です。LCCは価格を抑えた設定がウリなのはわかりますが、最終的に決済するところまで来るとあんまり安くもないなぁと感じてしまいます。さらに(と、ここでまた不満があるので追記します)、手荷物にけっこうな加算金を課しています。はっきり言って事前に宅配で送った方が安いくらい(しかも宅配ならドアtoドアですよ!)。私は、手荷物に加算金を申し受ける点には納得しています。が、あまりにも高いような気がします。しかも、実際に持ち込む手荷物の大きさや数のチェックも少々曖昧で、手荷物預けた後に想定外に買い込んじゃったおみやげ品は見逃してもらえるケースがほとんど(みたい)。まぁそれは空港のおみやげ品の売り上げアップに歯止めかけるわけにも行かないのかなぁと想像してみますが、そうなると真っ当に手荷物を有料で預けている人に不公平感が募りますよね・・・。思い切って手荷物の預かり料を半額程度にしてくれたら、預けやすいし無理やり機内に持ち込んでくる人も少なくなると思います。
トータルの価格面では、LCCではないと宣言しているスカイマークが良心的で、表示価格そのままでチケット購入できますし、個人的にはポイント高い。便にもよりますが、場合によってはLCCと変わらないくらいの価格設定のケースも(まぁサービスもLCC並みのような気はしますが・・・)あります。
で、ちょっとお話変わりますが、機内のドリンクサービスとか持って帰ってもいい分厚い機内誌って、そもそもいらないような気がします。優秀なCAさんが笑顔でコーヒー出してくれるのは有難いんですが、けっこう飲まないことが多いです。お茶代もチケット代に含まれているなぁとは思うものの、欲しくない時は飲みませんよね。私が社会人になった1980年代前半に比べたら、飛行機が価格的にも便数的にも身近になったと思います。何というか隔世の感です。でも、案外不要なサービスや手続きは残っていると思う。もちろん立って乗るような時代は来ないと思いますけど、駅に行ってついでに乗れちゃう新幹線みたいになる日は来るのかなぁ・・・。
それから、携帯電話の料金設定を私が理解できる日が来るとは思えませんが、フライトチケットの代金ももうちょっとなんとかならないものでしょうか(稲盛さんでもダメか?)。と言うのは、チケットを購入するタイミングでものすごく価格が違います。例えば週末とか連休前に高い価格に設定される点は仕方がないと思いますが、チケットを早く予約するとかなり安価になりますよね。これも多少は納得ですが、違い過ぎると感じます(そうでもないですか?)。75日前ですと、正規運賃の3分の1以下の設定になっています(JALやANAの場合)。3割とか、せめて4割引!でしたらまだしも、7割引きって同じサービス内容なのにどうなんですかねー?正規運賃をもっと下げてもらえたらいいのになぁーと感じませんか・・・?さて、最後に(まだあるの!とおっしゃらずに)先月三菱のリージョナル・ジェットが無事テスト飛行を終えました。リージョナルの定義は少々わかりにくいですが(概ね小型(100席に満たない程度)の旅客機ということでいいと思います)、これが数年後に順次導入されるようになると、もう少し便利になるような気がします。
小さい機体なのでコスト的にも抑えられると思いますし、何より東京(羽田)や大阪といった大都市発のフライト以外の、中規模都市から中規模都市間のフライトに出番が多そうです(って、マーケティング的にそっちだろってことだと思います)。最寄りの旭川空港であれば、福岡や広島はもちろん、那覇とか鹿児島とか新潟とか仙台(ちょっと前まであったんですよね)にも就航する可能性が出て来ます。
日頃、不便が素敵!なんて言っている私が書くのもご批判受けそうですが、MRJ(三菱リージョナルジェット)の就航は、ちょっぴり期待しています。
2015年11月8日日曜日
秋と冬を行ったり来たり・・・(秋編)
美瑛の「今」を季節感と共にお届けすべく始めたこのブログ、いつの間にか私の物欲やらの話題が多くなり、いやそれ以前に投稿自体が激減してしまったことに大いに反省しきりであります(前回の記事にも反省とか書きましたよね。反省ばかりって言うのもいかにも芸がなくて、重ねて・・・(また反省か?))。
で、ひさしぶりに美瑛の景色を話題にしたいと思うこの頃。とにかく見とれるほどに美しい風景が、ここには溢れています。初夏のころ(6月入って間もないころ)も、同じような気持ちでいましたが、ほどなく当館「四季」は繁忙期へ突入し、初夏の絶景をお伝えできないまま盛夏、晩夏、初秋を過ぎて晩秋あるいは初冬と言えないこともない季節になってしまいました。この晩夏から初冬にかけてあわただしく過ぎていく北海道の(それも内陸の)景色の移り変わりは、ダイナミックにしてファンタジック。そんな長々と前置きを続けるのも無粋ですので、早速美瑛の今をお届けしましょう。
落葉松の黄葉がきれいに染まり始めた11月初旬、美瑛は晩秋の輝きをまばゆいばかりに放っています。思えば9月から10月にかけてやってきた台風のかけらや、爆弾低気圧の影響で、色づくはずの木々の葉が散々散ってしまいました。と言うわけで雑木林が鮮やかに紅葉するシーンには出会えなかったけれども、例年通り秋まき小麦の緑色のラインと、落葉松の黄葉は健在で、見事に錦秋を演じてくれています。
一方でこの時期の「青い池」に目を向ければ、これがまたなんとも美しいブルーを見せてくれています。そうそう、今年は初雪が早かった。10月13日に初雪で、24日に2回目の雪が降りました。青い池はこの初雪の時が美しい。もっと寒くなってしまえば池は凍り、凍った池の上に雪が積もり、しばらくするとただの雪原へ。
そうなる前のほんのわずかな時間(例年では1週間くらいかもしれませんね)、池に立つ枯れ木の枝に雪が積もり、池のブルーが深い色合いを醸し、その白と青のコントラストが美しいのです。その美しい初冬の青い池が、ことしは1か月くらいも見られました(途中には秋の青い池に逆戻りしましたけど)。
秋の美瑛を彩る主役のひとつで忘れられないのは、さきほども紹介した秋まき小麦の美しい緑色のラインです。この緑と黄金色の落葉松や白樺の黄葉は、色の組み合わせの黄金律のような、なんともしっくりと来る美しさです。派手過ぎではないけれども、渋過ぎでももちろんない、ハッと息をのむくらいの美しさでありながら、まったく嫌みのないコントラスト・・・。
そう僕が感じてしまうのは、もしかしたら「慣れ」かもしれませんし、「記憶の回帰」かもしれないけれども、毎年繰り返される美瑛の秋色に、今年もまたうっとりと見とれてしまう自分がいます。
2015年10月23日金曜日
富士フィルムのカメラ、X-T10
10月初旬、デジタルカメラ、X-T10を購入しました。今年初めにデジタル1眼レフカメラ、Kiss X7を購入していましたし、2013年の1月にフルサイズ機(6D)を購入したので、あまり間が開かないのに思い切って購入したものです。機械モノ好きというか、もう少しあけすけに言ってしまうとその手の物欲みたいな感覚が抜けない僕でさえ、6D以降はややアクセル全開で飛ばしてしまった現実に、やはり少なからず反省しています(ホントです)。
で、最新のX-T10について購入後500ショットくらい撮影し終えたところですので感想を残しておきます。まず、購入動機なんですが、1眼はCanon機を愛用して来た僕が富士フィルムに魅かれた理由は、T-10のコンパクトにしてカタマリ感のあるデザインと、Jpeg画像における、濃厚で色乗りのいい絵作りです。コンパクトにおいては、先に購入したKiss X7で存分に実感済みで、小さくて軽い1眼レフって楽しいんだ・・・!と思い知らされていました。ではKiss X7で十分ではないか、しかもマウント追加までするなんて・・・、と自分も思ったわけですが、富士フィルムの狙いどころは非常に上手くて(って、それほど売れていないようですけど)、小さいくせに高級機然としているんですよね。カメラが高級かどうかを僕が見極められるかどうかは怪しいのですが、とにかく高級感を出すのに成功していると思うんです。言ってみればKissの高性能版みたいな雰囲気(あくまでも雰囲気です、スペック的にはまた別と言うことで)。実際に手元に届いてみると、とても作りの良さが感じられて、この点で不満は無し。単純に「カッコいいな」と思いました。
富士フィルムのX-T1からT10へのデザインは、ミラーレスにもかかわらず、ペンタプリズムを収めるような頭頂部の三角デザインがありますが、これが違和感なくてグッド。シルバーとブラックのツートンデザインとオールブラックの2タイプあって、迷わずツートンを選びました。
もうひとつの絵作り面では、いろいろな誌面やメディアにも多くの記事がありますから敢えて僕が書くこともないと思われますので割愛しまして、本題である使い心地(使い勝手)についてお話しします。
1.小さいながら持ちやすさ、撮りやすさは?
正直なところ、快適とは言えません。小さすぎて・・・ということはないんですが、長年1眼はCanon機のインターフェイスに慣れきった僕の問題もあります。で、メカニカルダイヤルがたくさんあって(見た目はコレがカッコいい)、デジタルで設定するのか、ダイヤルで操作するのかよくわかんない!慣れれば・・・と思うんだけれども、いい年して新しいカメラ(新しいメーカーの)使うったっておいそれとはなじまないんですよね。
次に、形状が手にフィットしない(全然しないってわけじゃないんだけど)。あらためてKiss X7のボディのカタチは、如何に手になじむかを痛感する次第。これは富士フィルムにもうひと頑張り欲しい点だけれども、Canonの素晴らしさを称賛したいです。富士もいくつか工夫の跡が見られるものの、小さいボディに例のボタン類やらダイヤル満載で、掴みやすいとは言えないボディを操作していると、いつの間にか関係ないダイヤルに触れて動かしちゃってることがたまにある。で、戻し方がすぐにはわからずに、電源切って再起動したりと忙しい。さらに(まだあるんかい?)ズームレンズの距離を変えるレンズのねじりが、Canonとは逆(つまりNikonと一緒)。長年Nikonとは協業関係にあった富士にとって、こういう部分は仕方ないところではあると思うけど、ファインダーのぞきながら、大きくしようとレンズいじって小さくなっていることが多い(汗)。
2.はじめてのEVFは見やすいか?
ずばり、見にくい・・・。フルサイズの6Dのファインダー見て、T-10に持ち替えてファインダーのぞくとガックリ来る。6Dのファインダーは見えすぎるくらい。
構図を変えようとカメラの向きを変えるたびに、ワンテンポ画像が遅れて見える。ペンタ・ダハミラーのKissにも大きく劣る。レフ機を使っていて買い替える(買い増す)場合には要注意と申し上げたい。
ただし、液晶画面よりははるかにマシ。日中の快晴時でももちろん見える。絶望的なGF2には圧勝。ありがたいのは撮った画像の再生を、EVFで見せてくれること。これは快晴時にはとても重宝する。
最後に背面液晶だが、ヒンジが付いていて角度は変えられる。3次元には動かないけれどもカメラを頭上に掲げたり、地面すれすれから撮ったりするのにはめちゃくちゃ便利です。
3.で、けっきょくよく使うのか、使いにくいから使わないのか?
使う。不思議なんだけど使う。レンズも含めたコンパクトさが大きな要因ではあるけれども、クルマで言ったらマニュアル車好きがマニュアルのクルマをあえて乗るような感じだろうか・・・?ボディの質感も手伝って、なぜか何をおいてもT-10を持っている自分がいる。これは新しいから、買ったばかりで使ってみたいから、を差し引いても断然使う頻度は高いと思う。絶対に言い訳しない(できない)シーンだったら6Dで決まりなんだけれども、普段は違う。
そしてT-10手に入れて、あらためてKiss X7もよく連れ出すことになっちゃった。小さくて軽いのはいいことです。Kissの場合、僕はEF_Sレンズ(APS-Cサイズの撮像素子に特化した小型レンズ)を持っていないので、レンズ込みだと少々T-10よりヘヴィーなわけで、そこもT-10持ち出す頻度アップにつながってるかもしれません。
4.おまけ・・・。
電池持ちが悪い。感触として、300枚も撮ったらぼちぼち危ない感じ。Canon機の3割程度しか持たないような印象。これはEVFが電気喰ってるんだと思う。あと、電池そのものにキャパがないのかもしれない。
聞くところでは、富士の撮像素子がけして他社(まぁCanonとSony)に比較して優秀とは言えないながら、レンズと現像エンジンの秀逸さで出て来るJpeg画像は僕の目には色乗りのいい素晴らしいもの。ボディ、レンズともにモノとしての精巧さに溢れ、コンパクトで軽く、出て来る絵は芳醇で濃密。少々使い勝手に優れない(あくまでも僕にとってです)部分も、なぜか「使いこなそう」と思わせる魅力を放つ不思議なカメラです。
最後に、小ささ、軽さにフォーカスして僕の印象を書くと、Kiss X7に軍配。実際にはほんの少しT-10が軽いんだけれども、持ちやすさ含めるとKissに敵わない。Kissは、欠点の少ないオールラウンダー。プラスチックのボディでも、質感はけして悪くない。もし購入相談を受ける機会があれば、6~7割の方にはKissをオススメすることになりそう。ただし強くT-10を押したいケースが3割程度はあるように感じるのも事実。選択肢があるって、とてもいいことだと思います。
登録:
投稿 (Atom)












